東京工業品取引所                日本経済新聞 相場欄

 

東工取中東産原油先物ドル換算価格 2008年8月5日 13:08現在        

                   米ドル/バレル

限月

始値

高値

安値

現在値

前日比

2008/08 117.47 118.56 117.47 118.18 -4.75
2008/09 117.41 118.09 117.41 118.09 -5.21
2008/10 117.66 118.00 117.66 118.00 -5.14
2008/11 118.10 118.40 117.83 118.03 -5.36
2008/12 117.74 118.57 117.69 118.34 -5.28
2009/01 118.21 118.88 118.21 118.50 -5.33

取引要綱【原油】

取引の種類

現金決済先物取引

現金決済先物取引の対象

ドバイ原油及びオマーン原油の平均価格を指標とする中東産原油

売買仕法

システム売買による個別競争売買(複数約定)

限月

新甫発会日の属する月から起算した6ヵ月以内の各限月

当月限納会日

当月限の翌月第一営業日

最終決済価格

当月限の最終帳入値段(ドバイ原油及びオマーン原油の平均価格)

原油参考現物価格
最終決済価格は、ドバイ原油、オマーン原油及び為替レートのそれぞれの月間平均価格を使用し東京工業品取引所が定めた方式により算出するため、 参考現物価格を平均したものとは異なります。
※1 参考現物価格=(ドバイ価格+オマーン価格)÷2×為替レート÷0.1590  [1bbl=0.1590kl]
※2ドバイ・オマーン平均価格は、価格報告機関が発表した原油価格(原則、
プラッツ発表のドバイ原油及びオマーン原油)を平均したもの。
※3為替レート(TTM)は、三菱東京UFJ銀行発表によるもの。

納会日の決済

納会日は前場寄付きにおいて、全ての建玉を最終決済価格にて反対売買させ取引を決済する。また、納会日の注文は成行注文のみとする。

立会時間

前場:

午前9時〜11時

後場:

午後0時30分〜5時30分

立会開始時は期近限月から順次2分ごと

取引単位

50キロリットル(1枚)

呼値とその値段

1キロリットル当たり10円刻み

制限値段幅

過去の一定期間の価格変動を踏まえて、原則として、価格が制限値段に極力到達しない値とする。ただし、相当程度の状況の変化があった場合には、必要に応じて変更する。

取引本証拠金基準額
(1枚当たり)

毎月、直近の一定期間の価格変動に対応した額に倍率を乗じ、その50%相当額を加えて得た額を下限として毎月設定。

取引臨時増証拠金

 最終約定値段が、2営業日連続して3限月以上(制限値段の適用がない限月を除く。)同一方向の制限値段に達したとき、その翌営業日から、制限値段の適用がない限月を除く全限月の最終約定値段が、3営業日連続して制限値段に達しなくなるまで、全限月の新規玉を対象に取引臨時増証拠金を預託させる。

 預託額は、制限値段の50%に取引単位の倍率を乗じた額。

  なお、上記の用件にかかわらず、本所が市場管理上必要と認めた場合は別途取引臨時増証拠金の預託を求める場合があります。

建玉数量の制限
(一般委託者)

・一般委託者
 (売又は買のそれぞれにつき次の数量)
 各限月につき          2,400枚

・当業者
 (売又は買のそれぞれにつき次の数量)
 各限月につき         12,800枚

証拠金及び制限値段幅等について

商品

限月

取引
本証拠金
基準額

取引
定時増
証拠金

取引臨時増
証拠金

合計

制限
値段幅

約定可能
値段幅
(基準値から上下)

警告点
(基準値から上下)

原油

08.08

210,000円

-

-

210,000円

-

30円

200円

08.09-
09.01

210,000円

-

-

210,000円

3,600円


2008/8/11 日本経済新聞よりメールで回答  

商品面主要相場デイリーの原油とナフサについてのお尋ねですが、どちらも日経の独自取材によるものです。
取引所や他の情報媒体によるデータではありません。

原油は東京市場における
現物のスポット相場で、ドバイ産を対象としております。

ナフサにつきましては、
東京の現物スポット市場では品質が一定の規格を満たすものを単一条件で取引するオープンスペックで取引されており、その相場を掲載しております。

ーーーーーー

日本経済新聞では

(1)東京工業品取引所での先物原油価格(中東産原油=ドバイとオマーンの平均)
(2)東京の業者間取引のスポット・現物先渡し原油価格(ドバイ)  
(3)ロンドン市場の先物価格(ブレント)  
(4)ニューヨーク市場の先物価格(WTI)  

の数字を掲載しています。

 原油価格は大きく分けて、先物価格とスポット価格があります。
  先物は将来その値段で売買する権利を市場取引で決めた価格。

  スポットは実際に原油を必要とする石油会社や商社らが当座の需要を満たすために現物を売買するときの価格。
日本では中東から輸入する期間も考慮して、2カ月先のドバイ現物を売買するスポット取引(業者間直接取引)が活発です。

 先物、スポット価格はお互いに影響し合っており、国際的な指標であるニューヨークのWTIを基準として各種の原油価格が決まる仕組みになっています。

 原油取引については朝刊商品面で2005年3月15−19日に掲載した「原油のイロハ」、2007年11月14−17日に掲載した「国際商品相場早わかり」、日経文庫から刊行している「商品取引入門」(新書サイズ)などもご参照ください。

種類 油種 取引所 単位 概要 掲載面

スポット

ドバイ原油

業者間取引

ドル/バレル

アジア原油市場の指標油種。2カ月後が受け渡しのメド。NYMEXのWTIとロンドンのブレントの影響を受ける。

朝刊商品面(火−土)、朝刊週間商品市況100品目(土)、日経産業新聞素材エネルギー面(月−金)

先物

中東産原油

東京工業品取引所

円/キロリットル

アジア原油市場の指標油種。

朝刊マーケット総合2面(火−土)、夕刊マーケット総合面(月−金)

先物

WTI

NYMEX

ドル/バレル

国際市場には出回らない油種だが、取引規模が大きく世界指標。

夕刊マーケット総合1面(朝刊のみの地域は内外市況欄)、日経産業新聞 月、水、木、金、朝刊景気指標面(月)

先物

北海ブレント

ICEフューチャーズ

ドル/バレル

欧州に出回る商品の指標。

夕刊マーケット総合1面(朝刊のみの地域は内外市況欄)、日経産業新聞 月、水、木、金


What is Open Specification Naphtha?  規格を定型化したナフサ

Open Specification Naphtha (OSN) is one of the most active forward market of petroleum products that is based on the formulated Terms and Conditions of Naphtha Forward Contract CFR Japan or South Korea.

OSN is mainly traded for the purpose of hedging the risk of wet naphtha delivery. The transacted volume is estimated to be 60 million tons per annum.

MOPJ-Link     Mean of Platts Japan
MPOJ-Link is a transaction of outright Open Spec Naphtha at floating price of Platt
s quotation during specified periods. Similar to physical transactions, the periods normally cover a one day to one week average. This is used for hedging of the physical price exposure. Occasionally this instrument helps players to do an outright deal by increasing the volume of exposure during certain periods.

Platts 2002/8/13

Korea LG Petchem able to crack open spec naphtha by 2003

South Korea's LG Petrochemical Co will be able to use open spec quality naphtha as feedstock in its naphtha cracker by 2003, a company source said Tuesday.
Currently, the end-user could only crack specific grades of naphtha like AG full range, A-180, or B220. LG is now building a new cracking heater, in addition to the existing 14 units.
Upon the completion of this new heater, sometime in the end of this year, the petrochemical producer would be
able to use even open spec naphtha as feed, he said. This would give the end-user a choice of feedstock to use in line with the market demand for olefins. LG's cracker has a yearly ethylene capacity of 750,000mt and is now operating at full capacity.