化学会社の海外進出一覧 | 信越化学 | ニカラグア |
PVCの製造販売 → 撤退
社名 ポリメロス・セントロアメリカノス(ポリカサ) 場所 1967 株主 信越化学 33.75%
三井物産 11.25%
現地(ソモサ系) 55%設立 1970 能力 当初 PVC 5千トン、コンパウンド 6千トン 備考 1979年にサンディニスタ民族解放戦線による革命が勃発し、ソモサ大統領は亡命し、後に暗殺された。信越化学の全社員が引き揚げた。
革金政権は操業再開を何度も求めてきたが、社員の安全を第一に考えて断った。金川社長はこれを最大の失敗としている。
「中米のニカラグアで60年代の終わりから10年間で地元企業との合弁会社を、中米一の企業に育てた。ところが79年の終わり頃、革命が起きたのです。大統領がいなくなって国が滅茶苦茶になった。事業はうまくいっていたが、通貨がスーパーインフレになってしまい、国が滅茶苦茶になった。事業はパーです。それまでに現金収入で上げた利益を送っていたから、投資として帳尻は合ったが、事業は消えてなくなったわけです。」
(2005/6/12 TV朝日「トップに迫る」)