日本経済新聞 2007/9/19

アブダビ政府系機関 コスモ石油の筆頭株主に 900億円、20%出資 対日輸出を拡大
  湾岸での精製・石化協力

 コスモ石油は18日、
アラブ首長国連邦(UAE)・アブダビ首長国の政府系投資機関、国際石油投資会社(IPIC)約900億円を投じコスモに20%出資、筆頭株主になると発表した。UAEは日本にとってサウジアラビアに次ぐ第二位の原油輸入相手国。コスモヘの出資を機に対日輸出を拡大、日本市場への影響力を強める。


 具体的な案件としてアブダビ政府が同国で計画する
石油精製と石油化学の複合事業にコスモが出資する検討に入った。


 IPICはアブダビ首長国政府が全額出資する投資機関で石油・天然ガスが主な投資対象。日本への投資は初めて。