2009/10/30

新日本石油と新日鉱ホールディングスとの経営統合契約の締結および株式移転計画の作成について

2009/12/25  

新日本石油と新日鉱ホールディングスとの経営統合に関する公正取引委員会への事前相談の結果


2009/12/25 

JX日鉱日石エネルギー株式会社における製油所、製造所および支店の体制ならびにブランドについて

 新日本石油株式会社(以下、「新日石」という。本社:東京都港区西新橋一丁目、社長:西尾 進路)と新日鉱ホールディングス株式会社(以下、「新日鉱」という。本社:東京都港区虎ノ門二丁目、社長:高萩光紀)は、本年10月30日に締結した経営 統合契約および同日作成した統合持株会社設立のための株式移転計画に基づき、両社株主総会および関係当局の承認等を前提として、鋭意、統合に向けた準備を進めております。

 両社は、このほど、2010年7月1日に設立予定のJX日鉱日石エネルギー株式会社(同年 4月1日に設立予定のJXホールディングス株式会社100%出資の石油精製販売事業会社。以下、「JXエネルギー」という。)の製油所、製造所および支店の体制ならびに石油精製販売事業で用いるブランド(商標)を決定しましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.JXエネルギーのグループ製油所、製造所および支店の体制

 JXエネルギーは、8製油所、3製造所、10支店を全国に配置します。

 また、今後の事業環境変化に先んじ、2011年3月末日までに、昨年12月4日(基本合意日)を基準として日量40万バーレルの石油精製能力(原油処理能力)を削減することとし、さらに、遅くとも2015年3月末日までに、日量20万バーレルの追加削減を行う予定です。

 具体的な製油所、製造所および支店の体制、ならびにグループにおける各製油所の装置構成、立地等を勘案し決定した2011年3月末日までの石油精製能力削減の内訳および方法については、次のとおりとします。

(1)製油所体制(8製油所)

製油所名 原油処理能力(千BD)*1 参考
2008/12 2011/3予 内訳
室蘭製油所   180   180 第2 180 新日石精製*2室蘭製油所
仙台製油所   145   145 第1 145 新日石精製 仙台製油所
根岸製油所   340   270 第1 120
第4 150
第2  70
新日石精製 根岸製油所
大阪製油所   115   −   新日石精製 大阪製油所
CNPCとのJVで輸出型製油所化
水島製油所   455   345 *4 第3 140
第2 110
新日石精製
第2  95
第3 110
ジャパンエナジー *3
麻里布製油所   127   127 第4 127 新日石精製 麻里布製油所
大分製油所   160   136 第3 136
第1  24
新日石精製 大分製油所
鹿島製油所   210   189 *6 第1 189
  (-21)
 
鹿島石油 *5
(日本海石油
 富山製油所)
   60   −   − 2009/3 廃止済 *7
 1,792  1,392   計-400
         

 

(2)製造所体制(3製造所)

製造所名 参考
川崎製造所 新日石精製川崎製造所
 石油化学製品(エチレン、プロピレン、パラキシレン、ベンゼン等)
横浜製造所 新日石精製横浜製造所
 潤滑油製品、各種溶剤、ワックス等
知多製造所 ジャパンエナジー知多製油所
 石油化学製品(パラキシレン、ベンゼン等)、各種溶剤等

(3)支店体制(10支店) 略

2.石油精製販売事業で用いるブランド

 統合後の石油精製販売事業で用いるブランド(商標)については、両社間で協議の結果、ブランド価値の最大化と統合効果の早期実現を図るため、「ENEOS」に統一することに決定しました。

 「ENEOS」は、「ENERGY/エネルギ−」と「NEOS/ネオス(ギリシャ語で新しい)」という二つの言葉の組み合わせによる造語であり、様々なエネルギ−のメニュ−を取り揃えて、お客様一人ひとりに満足をお届けしたいという思いを込めています。

 ブランドマークは「エネルギー」を象徴的なフォルムでデザインしており、中心の球体は「信頼性」と「永続性」を、外に広がるスパイラルは「創造性」と「革新性」を表しています。

 全国の系列サービスステーションの具体的なブランド統一(サインポール・防火壁面塗り替え、広告看板の取り替え等)は、2010年7月1日のJXエネルギー設立後、順次、速やかに実施する予定です。

【ご参考】現在、両社グループの石油精製販売事業で用いているブランドは、次のとおりです。