2005/5/16 大日本製薬/住友製薬

大日本製薬株式会社と住友製薬株式会社
合併新会社の経営理念および経営計画の策定について
http://203.138.228.209/pr/2005/05/0189/20050516.pdf

 大日本製薬株式会社(代表者:代表取締役社長宮武健次郎、以下「大日本製薬」)および住友製薬株式会社(代表者:代表取締役社長岡本康男、以下「住友製薬」)は、両社それぞれの株主総会(本年6 月下旬予定)の承認を前提に本年10 月1 日に合併し、大日本住友製薬株式会社(以下「大日本住友製薬」)として発足しますが、このたび、大日本住友製薬の経営理念および経営計画を策定しましたので、お知らせいたします。
 大日本製薬および住友製薬は2004 年11 月25 日に合併に関する基本合意書を締結して以来、両社の社長を長とする合併準備委員会を中心に、統合に向けての検討を重ね、現在、統合作業は順調に進んでおります。本年3 月4 日には、合併新会社の社名、企業理念、ブランドマ
ーク等を公表し、本年4 月28 日には合併契約書を締結しました。大日本住友製薬は、「人々の健康で豊かな生活のために、研究開発を基盤とした新たな価値の創造により、広く社会に貢献する」という企業理念のもとに、10 月から企業活動をスタートいたします。
 今回策定しました大日本住友製薬の経営理念および経営計画の概要は以下の通りです。
 また、大日本住友製薬の主要な組織および人事も決定しましたので、あわせてお知らせいたします。

1. 経営理念
 ・顧客視点の経営と革新的な研究を旨とし、これからの医療と健やかな生活に貢献する
 ・たゆまぬ事業の発展を通して企業価値を持続的に拡大し、株主の信頼に応える
 ・社員が自らの可能性と創造性を伸ばし、その能力を発揮することができる機会を提供していく
 ・企業市民として社会からの信用・信頼を堅持し、よりよい地球環境の実現に貢献する

2.経営計画の概要
(1) 統合のスケジュール
 2005 年10 月の新会社発足時に、基幹系システム、営業機能・営業拠点、本社機能の統合を行います。遅くとも2007 年3 月末までには全ての統合を完了し、2007 年度にはシナジー効果の最大化を目指します。

(2) 2007 年度財務目標
 ・売上高 2,800億円
 ・研究開発費 450億円
 ・営業利益 500億円

(3) 2007 年度シナジー効果
 2007 年度における統合シナジー効果は、両社単独シナリオの単純合算と比較して、売上シナジーで年間100 億円、コストシナジーで年間135 億円を目指します。また、2005 年度から2007 年度の累計で45 億円の設備投資を抑制できる見込みです。

(4) 営業戦略
 早期に営業機能を融合し、主力4 製品(アムロジン、ガスモチン、プロレナール、メロペン)にリソースを重点配分し、早期統合効果を発揮させます。また、中長期戦略として、CNS(中枢神経系)領域および糖尿病領域で、確固たるプレゼンスの構築を目指します。

(5) 研究開発戦略
 重点領域における研究アクティビティ強化による厚みのある研究の展開を図ります。また開発においては、優先プロジェクトへの資源集中によるスピード・成功確率の向上を目指し、世界に通用する製品の継続的創出を図ります。

人事 略