日本経済新聞 2004/11/19

半導体や液晶関連の機能材開発 三井化学1300億円投入 4年で

 三井化学の中西宏幸社長は18日会見し、2004−07年度に半導体や液晶関連部材など機能材料事業の研究開発に約1300億円を投入する計画を明らかにした。樹脂フィルム製のプラズマテレビ用光学フィルターなど、同事業における新製品の売上高を4年間で5倍近い900億円に拡大。07年度には同社の経常利益目標の半分に相当する500億円を機能材料事業で稼ぐ方針だ。
 機能材料は自動車内装用の弾性樹脂など付加価値の高い特殊な材料。三井化学は機能性材料事業を新たな成長分野と位置付け、07年度に売上高1兆3千億円、経常利益1千億円を目指す
経営計画を打ち出している。