2003/05/14 三洋化成工業

第6次中期経営方針について

 三洋化成工業株式会社では、グローバルな大競争時代に勝ち残り、「ユニークな優良企業グループ」に成長していくための基本戦略として、このたび、「第6次中期経営方針」を策定いたしましたので報告申しあげます。
 期間は2003〜2006年度(2003年4月〜2007年3月)の4年間で、“Challenge Win 1000” をスローガンに、戦略的開発品の拡大とグローバル化の推進により、最終年度の2006年度に連結売上高1,000億円、ROE(株主資本利益率)8%の達成をめざしていきます。

(注)戦略的開発品:    すでに開発もしくは開発途上にある製品で、当社事業の新しい柱に育てるべく注力しているもの


【第6次中期経営方針の概要】

I.経営理念

 第6次中期経営方針は、21世紀初頭における当社グループのあるべき姿と進むべき方向を示したもので、社是「企業を通じてよりよい社会を建設しよう」のもと、下記7項目の経営理念を実践し、「ユニークな優良企業グループ」への成長をめざしていきます。

 【経営理念】
 (1)「“人”中心の経営」により「個」の力を革新し、強くて魅力的な会社になる。
 (2)顧客に満足を届けることを誇りとし、全社員がチャレンジし、「考動」する。
 (3)利益ある成長を追求する。
 (4)三洋化成グループとしての戦略を強化する。
 (5)得られた成果を社内蓄積・株主・経営者・従業員に適切に配分する。
 (6)社会および自然環境との調和を図る。
 (7)「コンプライアンスなくして優良企業たりえず」を肝に銘じ行動する。
    
(注)「“人”中心の経営」については関連資料を参照ください。
       「考動」は、考えながら行動するの意で、当社の造語です。

II.基本目標

1.売上高
 戦略的開発品の拡大とグローバル化の推進により、2006年度に連結売上高1,000億円を達成する。 

    2002年度実績   2006年度計画   増分売上高

 連結売上高

 

822億円

 

1,000億円

 

178億円

 うち、戦略的開発品

 

30億円

 

120億円

 

90億円

 うち、海外売上高

 

160億円

 

300億円

 

140億円

(1)注力分野と戦略的開発品
  《分  野》         《主な戦略的開発品》
  情報・電子関連……次世代トナー材料、電気二重層コンデンサー用電解液など
  環境関連………… 自動車グリーン材料、水系樹脂など
  健康・医療関連……低刺激性界面活性剤、医薬品添加剤など

(2)技  術
 コアコンピタンスのAOA(アルキレンオキシド付加物)のさらなる拡大発展をはかりつつ、ビーズ樹脂、特殊高分子、精密化学品での開発技術を応用展開していく。
 
(注)アルキレンオキシド付加物:酸化エチレン(EO)や酸化プロピレン(PO)を付加重合して得られる化合物の総称(代表的なものは非イオン界面活性剤、ウレタンフォーム原料など)

(3)グローバル化
 海外3拠点(北米、アセアン、中国)体制を確立し、海外売上高の拡大をはかる。
 連結ベース海外売上高比率のアップ 2002年度実績19.5% → 2006年度30%

2.収益性目標

                  2002年度(実績)  2006年度(目標)
 ROE(株主資本利益率)      4.2%        8.0%
 売上高営業利益率          8.4%       12.0%
 売上高経常利益率          8.8%       13.0%
 EPS(1株当たり利益)     28円/株      68円/株

III.基本戦略

1.研究開発(R&D)の強化(単体ベース)
 (1)売上高研究開発費比率   2002年度 5.6% → 2006年度 7.5%
 (2)戦略的開発品の売上拡大  2002年度30億円  → 2006年度120億円
 (3)R&D目標
     新改良品比率        2002年度32.6 % → 2006年度45%
     応用製品売上高比率   2002年度19.1 % → 2006年度30%

2.積極的な設備投資
 (1)2003年度〜2006年度の4年間累計で370億円強(検収ベース)の設備投資を行う。
   前半は大型戦略的開発品、後半は海外生産拠点に重点投資する。

3.グループ経営の強化

(1)グループ各社の役割期待の明確化

 事業分担会社:当社の事業分野の一部または周辺事業分野の研究、生産、販売のいずれかを営む会社で、収益 の極大化を目的とする会社(収益の極大化が目的)

<会社名/役割期待> 

SANAM Corporation          
Sanyo Kasei (Thailand) Ltd.  
Sanyo Chemical & Resins Inc.
三洋化成精細化学品(南通)有限公司 
サンダイヤポリマー(株)       
サンケミカル(株)           
サンノプコ(株)             
サンアプロ(株)            
(株)サン・ペトロケミカル 
北米の営業拠点
アセアンの生産拠点
北米の生産拠点   
中国の生産拠点
高吸水性樹脂の生産・販売
アルキレンオキシド付加物の生産
高機能界面活性剤の生産・販売
触媒・有機合成技術の開発
ENB(高機能合成ゴム原料)の生産

機能分担会社:当社の事業を支援する運送・保管機能を営み、コストミニマムを目的とする会社および良質安価な福利厚生関係のサービス提供等を目的とする会社

<会社名/役割期待>

三洋運輸(株)              
名古屋三洋倉庫(株)        
塩浜ケミカル倉庫(株)           
(株)サンリビング  
    : 物流サービスの提供
名古屋・鹿島地区の倉庫拠点
京浜地区の倉庫拠点
福利厚生サービスの提供

(2)グループ各社の機能(購買・財務経理・情報・物流等)の統合・共有化による業務の効率化とコストダウン
(3)連結営業会議・関係会社社長会の充実

【参考資料】

「”人”中心の経営」について

当社は1990 年頃から新しい時代に適合した企業づくりを行うため、「”人”中心の経営」を推進しています。この「”人”中心の経営」は、人(従業員)の能力や実行力を高めるために、人に種々の機会を与える経営を意味します。すなわち、会社の組織、各種制度、システム、あるいは投資などを業務責任遂行のための手段として位置づけ、人の能力向上と機能発揮を通じて会社の発展を確かなものにしようというものです。