毎日新聞 2007/1/17
ミャンマー天然ガス田 中国に探査権譲渡
安保理拒否権 行使直後に「政治決定」
ミャンマー軍事政権は15日、同国最大の埋蔵量が見込まれる中部ヤカイン州沖合のシュエ天然ガス田の探査権を、中国国有エネルギー最大手、中国石油天然ガス(CNPC)に譲渡した。16日付の中国各紙が報じた。譲渡契約は、中国が国連安全保障理事会でのミャンマー民主化要求決議案に拒否権を投じた直後に行われており、ヤンゴンの外交関係者は、中国の拒否権行使を考慮した「政治決定」とみている。
契約内容は、シュエ天然ガス田に設けられた主要17鉱区のうち3鉱区計１万平方キロの探査をCNPCに許可し、ガス田が発見されれば、CNPCとミャンマー国営企業が共同開発することになっている。
January 16, 2007
People's Daily
Myanmar oil, gas sector
absorbs fresh foreign involvement in year-open of 2007
A Chinese oil company
signed contracts here Monday with the Myanmar Ministry of Energy
on conducting crude oil and natural gas exploration at three
deep-sea blocks off Myanmar's western Rakhine coast, signifying a
fresh foreign involvement in Myanmar in the sector in the
year-open of 2007.
Under the production
sharing contracts signed between the China National
Petroleum Corporation (CNPC) of China and the Myanmar Oil
and Gas Enterprise
under the ministry, oil and gas exploration will be carried out
at blocks AD-1, AD-6 and AD-8 off the Rakhine coast which cover a
total area of 10,000 square-kilometers.
In 2006, Myanmar
attracted foreign involvement in oil and gas exploration in the
country from as many oil companies as from six countries, namely
Thailand, Malaysia, Russia, Australia, India and Singapore.
2016年3月10日 三井物産
ミャンマーで肥料事業に参画
三井物産は、東南アジアの化学品販売大手のBehn Meyer（「BM」）と、シンガポールに投資会社BMM
Venture (S) Pte. Ltd（「BMM-V」）を設立することで合意し、本日3月10日に契約を締結しました。175年の歴史を持つBMとは肥料・農薬分野で長年の取引関係があり、三井物産はアジア・大洋州三井物産株式会社を通じてBMM-V株式の49%を取得する予定です。
同時に、三井物産とBM両社は、BMM-Vを通じて、ミャンマー連邦共和国に肥料の製造・販売及び輸入肥料販売を行う事業会社Agri
First Co.,Ltd.（「AFC」）を設立することで現地パートナーのMyanmar Agribusiness Public
Corporation（「MAPCO」）と合意に至りました。MAPCOは2012年に設立された民間企業で、ミャンマー農業の発展に寄与する中核的な存在と目されています。
ミャンマーは日本の約1.8倍の国土、約2.8倍の農用地面積を有しており（＊）、二期作や二毛作に適した気候と水資源にも恵まれ、農業分野において高い成長が期待されています。現在のミャンマーの肥料需要は100万トン超の水準で推移しており、農地面積や農作物の種類が似通っているベトナムやタイなどと比較すると、その規模は約5分の1程度にとどまっているため、今後の高い伸びが予想されています。
AFCは、ミャンマーのティラワ工業団地内に約12億円を投じて年間10万トン規模の粒状配合肥料の製造設備（倉庫等付帯設備含む）を建設予定で、2017年5月の操業開始を目指しています。BMが有する粒状配合肥料の製造・販売に関する知見と経験、MAPCOの国内農業従事者とのネットワーク、さらに肥料の原料開発、物流、販売事業に長年取り組んで来た三井物産のファイナンス・物流・調達・マーケティング機能を融合し、ミャンマーの農業の発展に貢献していきます。
三井物産は新中期経営計画で掲げた7つの攻め筋の確立に向けて事業展開に取り組んでおり、本件は農業資材事業の基盤拡大を通じ、「食糧と農業」の攻め筋を強化するものです。
三井物産はBMとの合弁による投資会社設立を機に、これまでの日本、欧米、南米といった地域に加え、今後ミャンマーをはじめとする東南アジアにおける肥料・農業資材関連ビジネスへの取り組みを強化していきます。具体的には、土壌や植物診断に基づいた最適な施肥指導など、両社がこれまで培ってきた科学的手法に則った農法の普及を促進し、この地域の農業の発展・成長と、全世界の食の安定供給への貢献を目指します。
（＊）日本とミャンマーの国土と農用地面積
| |
ミャンマー |
日本 |
|
面積（万ha） |
比率（%） |
面積（万ha） |
比率（%） |
| 国土全体 |
6,766 |
100.0 |
3,780 |
100.0 |
| 農用地 |
1,259 |
18.6 |
455 |
12.0 |
出所：農林水産省ホームページ
BMM-V概要
| 名称 |
BMM VENTURE (S) PTE. LTD.
＜ビーエムエム ベンチャー＞ |
| 所在地 |
シンガポール |
| 設立年 |
2016年3月（予定） |
| 出資構成 |
BEHN MEYER AGRICARE HOLDING (S)
PTE. LTD. 51%
アジア・大洋州三井物産 49% |
| 事業内容 |
投資会社 |
AFC概要
| 名称 |
Agri First Co.,Ltd. ＜アグリ ファースト＞ |
| 所在地 |
ミャンマー ティラワ経済特別区 |
| 設立年 |
2016年3月（予定） |
| 出資構成 |
BMM VENTURE (S) PTE. LTD.
60%（予定）
MYANMAR AGRIBUSINESS PUBLIC CORPORTATION 40%（予定） |
| 事業内容 |
ミャンマーにおける粒状配合肥料の製造・販売及び輸入肥料の販売 |
出資スキーム図
BM傘下BEHN MEYER AGRICARE HOLDING (S) PTE.
LTD概要
| 名称 |
BEHN MEYER AGRICARE HOLDING (S)
PTE. LTD.
＜ベン メイヤー アグリケア ホールディング＞ |
| 所在地 |
シンガポール |
| 設立年 |
1840年（グループの前身であるBehn, Meyer &
Co.の設立年） |
| 代表者 |
Khoo Su Chin会長 ＜クー・スー・チン会長＞ |
| 事業内容 |
農業化学関連事業 持株会社 |
MAPCO概要
| 名称 |
MYANMAR AGRIBUSINESS PUBLIC
CORPORATION LTD
＜ミャンマー アグリビジネス パブリック コーポレーション＞ |
| 所在地 |
ミャンマー ヤンゴン市 |
| 設立年 |
2012年5月 |
代表者
（その他役職） |
Chit Khine会長 ＜チッカイン会長＞
（Eden Group代表 兼 Myanmar Rice Federation会長） |
| 出資構成 |
Chit Khine会長（20%超）他、多数の株主によって構成 |
| 事業内容 |
ミャンマーでの各種農業関連事業（精米事業・農業サービスセンターなど） |
March 31, 2016
Myanmar opens rubber sector to foreign
investment
The Myanmar Times reports that The Myanmar Investment Commission (MIC) has
chipped away at the list of enterprises in which foreign investors must form
joint ventures with a local company, opening up the areas of seed and rubber
production.
The production and distribution of hybrid
seeds, production and propagation of high-yield and local seeds, and the
manufacturing of rubber and rubber products, no longer requires a local partner,
according to an MIC notification posted on March 24. The notification,
designated No. 26/2016, amends the list of economic activities that require a
joint venture under the Foreign Investment Law. “MIC wants to relax some [areas
of] foreign enterprise [to benefit] the economic situation of the country,” said
an MIC official, according to the Myanmar Times on Tuesday. The removal of
activities from the list mainly depends on the country’s needs and requests from
foreign investors, he added.