新しいページ 1 2018/12/19 大正製薬HD

Bristol-Myers Squibb Companyが保有するフランスの医薬品製造販売会社 UPSA社の子会社化及び関連事業資産の取得に関するお知らせ

当社は、当社の連結子会社である大正製薬が、Bristol-Myers Squibb Companyが子会社を通して所有するフランスの医薬品製造販売会社であるUPSA SASの発行済全株式及び関連する事業資産を取得し、UPSA 社を子会社化することにつき、平成30年12月5日の入札参加に関する取締役会決議及び入札実施後の交渉を経て、平成30年12月19日付でBMS社との間で株式・資産譲渡予約契約を締結したことをお知らせいたします。 なお、本件取引の株式・資産譲渡契約書の締結及び株式・資産の譲受は、フランスにおけるUPSA社による労働者評議会との協議を含む関係法令上の手続き完了及び競争法当局による承認の取得後に実施することを予定しております。


1.株式の取得の理由
大正製薬グループは、「健康と美を願う生活者に納得していただける優れた医薬品・健康関連商品、情報及びサービスを、社会から支持される方法で創造・提供することにより、社会へ貢献すること」を使命とし、これを全うすべく、国際的な競争の中でも着実に成長・発展を続けられるよう、一層強固な経営基盤を構築することを目指しております。その一環として、セルフメディケーション事業における海外部門の強化を掲げており、これまで人口増加及び経済発展により市場の成長が見込まれるアジア地域を中心に事業展開を図ってまいりました。
OTC医薬品については、2009年に本件取引と同じ相手先であるBMS社からPT Bristol-Myers Squibb Indonesia Tbk(現在は、大正製薬インドネシアに改称)及びアジア地域におけるOTC医薬品の商標権等のブランド資産を買収して以来、これを契機としてインドネシア、タイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、メキシコ等で事業を展開・強化しております。

2009/9/22 大正製薬、Bristol-Myers Squibb からアジアのOTC医薬品事業買収

今後、高齢化やセルフメディケーションに関する意識の高まりを背景とした成長が期待される地域にも事業を拡げていく方針であり、この度、約80年間に及ぶ伝統と歴史によって築き上げられた解熱・鎮痛・消炎薬であるDafalgan及びEfferalgan、総合感冒薬であるFervex等のトップブランド製品を有するUPSA社の買収により、フランスを中心に東欧を含む欧州諸国における強固な事業基盤を獲得いたします。
欧州諸国に事業基盤を有するUPSA社と日本、東南アジアに事業基盤を有する当社は、地域面において高い補完関係にあるほか、製品開発力、ブランド育成力、及びマーケティングノウハウ等の両社のリソースを活かしたシナジーを追求することで、より持続的な成長の実現を目指してまいります。
 

取得株式数,取得価額及び取得前後の所有株式の状況

(1)異動前の所有株式数
0株
(2)取得株式数   852,102,814株
(3)取得価額
UPSA社の発行済全株式及び関連資産の取得額(概算額):1,600百万米ドル(約1,800億円)
(4)異動後の所有株式数
  852,102,814株(議決権所有割合:100%)