平成19年3月8日 JMS/カネカ

JMS及びカネカの業務・資本提携に関するお知らせ

 株式会社JMS(本社:広島市中区、以下「JMS」)と株式会社カネカ(本社:大阪市北区、以下「カネカ」)は、本日開催した各社の取締役会において、業務・資本提携契約を締結するとともに、同契約に基づくJMSからカネカに対する第三者割当による新株発行を実施することを決議致しましたのでお知らせいたします。
 
1. 業務及び資本提携の背景と目的
 医療業界は、医療制度改革が継続的に行われる中、医療機関における経営への影響が顕著に現れてきております。一方、医療技術は、進化のスピードを上げ、医療の現場に大きな変化をもたらせております。
 こうした医療を取り巻く環境の中、
総合医療機器メーカーであるJMSと、専門性の高い医療機器事業を持ち、機能性樹脂、ライフサイエンス、エレクトロニクス等多角化を進めるカネカは、双方の強みを発揮することにより、両社双方においてさらなる成長・発展を実現するとともに、あらたな相乗効果により独創的な医療機器を創出するという事業戦略の方向性で一致いたしました。
 併せて資本提携を実施することで今後のカネカ及びJMSの協力関係を一層発展させ、相互の企業価値及び株主価値を増大させてまいります。

2. 業務提携の内容
 詳細については今後両社で検討致しますが、医療機器及びその関連分野において幅広い業務提携を行ってまいります。

3. 資本提携の目的及び内容
(1)資本提携の目的
 JMSは、業務提携におけるカネカとの信頼・協力関係をさらに強固なものとするとともに、事業規模の発展・拡大を実現するために必要な資金を調達することを目的として、カネカに対し第三者割当増資を実施し、普通株式4,385,000株を割り当てることでカネカと合意いたしました。尚、当該第三者割当増資実施後にカネカが保有するJMS株式は、
JMSの総発行株式数の10.00%となります。
(2)資本提携の内容(第三者割当による新株発行要綱) 略

(3)役員の派遣
 カネカからJMSに取締役を派遣することとし、具体的な内容については別途取り決めます。

4. 両社の概要
(1)カネカ 略

(2)JMS

@ 主な事業内容 医療機器、医薬品及び医薬部外品の製造・販売
A 設立 昭和40年6月12日
B 本店所在地 広島市中区加古町12番17号
C 代表者 代表取締役社長 木村 創
D 資本金の額 56億71百万円(平成18年9月30日現在)
E 発行済株式総数 39,459,932株(平成18年9月30日現在)
F 大株主
及び持株比率
財団法人土谷記念医学振興基金 9.63%
土谷佐枝子 5.11%
社会福祉法人千寿会 5.07%
株式会社広島銀行 4.54%
G 従業員数 1,526名(平成18年9月30日現在)

5. 提携の日程
平成19年3月8日 各社 業務・資本提携に関する契約書承認取締役会決議
           JMS 第三者割当増資決定取締役会決議
平成19年3月28日 カネカ 第三者割当増資払込期日

6. 両社の業績に与える影響について
 本業務・資本提携により、両社事業のシナジー効果の最大化・極大化を目指してまいりますが、本提携が業績に与える影響につきましては、今後の業務提携の進捗状況により、必要に応じてお知らせいたします。

JMS

総合医療機器メーカーとして「輸液輸血」、「血液透析・腹膜透析」、「循環器」、「医療用一般用品」という
4つのフィールドにおける 製品の開発・製造・販売に取り組んでいます。

1965/6 医療機器の製造・販売を目的とし、広島県に株式会社日本メディカル・サプライ設立

1994/4 株式会社JMS登記上は株式会社ジェイ・エム・エス、英文ではJMS Co., Ltd.)に商号変更