日経 やさしい経済用語の解説 2000/10

太陽電池

太陽の光エネルギーを吸収して電気に変える装置が太陽電池です。名前に「電池」とありますが、太陽電池には蓄電機能はありません。太陽電池発電は二酸化炭素や有害な汚染物質を排出しません。日本でも環境意識の高まりから急速に普及し始めています。業界団体の太陽光発電懇話会は1999年の国内の太陽電池生産量が約8500万ワットと、前年に比べて6割増えたと推定しています。大手住宅メーカーが太陽光発電システムを標準採用した住宅を発売したことが、市場を拡大した要因と言えそうです。日本は99年、米国を抜いて世界最大の太陽電池生産国になりました。

昼間の太陽光エネルギーは、1平方メートル当たり1キロワット程度です。このエネルギーをどれだけ電気エネルギーに変えることができるかで性能が決まります。例えば、1平方メートル当たり200ワット発電できたとき、変換効率は20%になります。変換効率は材料に使うシリコンの性質によって違います。

現在実用化されている中で最も変換効率が高いのは「単結晶型」で約20%です。これに「多結晶型」の17%、「アモルファス(非晶質)型」の10%が続きます。シャープや京セラなどが生産しているのは多結晶型です。
鐘淵化学工業がアモルファス型の量産を始めたほか、三洋電機はアモルファス型と単結晶型を組み合わせた製品を生産しています。

シリコン製の太陽電池は電気に変換できる光の波長が限られます。最も変換効率が高い単結晶型でも25―30%が理論的に限度といわれています。変換効率を上げるために、最近は二酸化チタンに色素を組み合わせた「色素増感型」が注目されています。


シャープ 太陽電池の世界  http://www.sharp.co.jp/sc/library/sun/sunindex.htm

太陽電池って何?

● 太陽電池は光を電気に変える発電機
  太陽電池は英語でSolar cell(ソーラーセル)といいます。電池というと乾電池を思い出しますが、太陽電池はこれとは違い、次のような特長をもっています。
  太陽の光を電気に変える発電機です。(蓄電機能はありません。)
  光が当たったときだけ発電するため、夜は発電しません。夜間に太陽電池を使用する場合は蓄電池を併用して、昼間に発電した電気を蓄えておきます。
  電流は直流です。(家庭の電気は交流です)
     
● 家庭で使える太陽電池
  太陽電池は家庭でも使えます。太陽電池で起こした電気を蓄えておく場合は、蓄電池を接続します。また、太陽電池の電気は直流で、家庭の電気は交流ですから、直流を交流に変えるインバータも接続します。こうすると太陽電池で起こした電気で、テレビや冷蔵庫を動かすことができます。


太陽電池は、P型半導体とN型半導体という2種類の半導体を使って電気を起こします。ここでは太陽光が太陽電池に入射して、電気として取り出すまでを簡単に説明します。


  半導体に太陽の光があたると、
  電子(−)と正孔(+)の対が生まれる。



        


電子(−)と正孔(+)は、P型半導体とN型半導体の接合面までくると、(−)はN型へ(+)はP型へと引き寄せられる。また、この接合面は一方通行になっているため、一度引き寄せられると、戻ることはない。
     


N型半導体は(−)が集まり、P型半導体は(+)が集まるため、N型とP型の間に起電力(電圧)が生まれ、両方の電極に導線をつなげば、電子(−)がN型からP型に、正孔(+)はP型からN型に流れ、電気が取り出せる。

太陽電池に使われる半導体材料には、シリコンや、硫化カドミウム、砒化ガリウムなどの化合物があります。現在、主流はシリコンですが、同じシリコンでも製造方法により、単結晶、多結晶、アモルファスがあります。材料によりそれぞれ異なった特長を持っています。

 

太陽電池の材料別種類

材料
変換
効率
信頼
その他 現在の主な用途
単結晶シリコン 豊富な使用実績がある 宇宙用、地上用
多結晶シリコン 将来、大量生産に適している。 地上用
アモルファス 蛍光灯下で、比較的よく作動 民生用(電卓、腕時計)
単結晶化合物
(GaAs系統)
重く、割れやすい 宇宙用
多結晶化合物
(CdS、CdTe、CulnSe2など)
資源量が少ない
公害物質を含むものもある
民生用

 


矢野経済研究所 2002/7/10

太陽電池市場の現状と将来展望 2002

調査結果サマリー

2001年度の国内太陽電池市場規模は、容量ベースで対前年比47%増の192.7MW、金額ベース(メーカー出荷額ベース)で730.1億円。
   
用途別シェア(容量ベース)は、2000年度8割弱のシェアを占めた住宅用が57%と大きく交代、逆に海外輸出が2000年度9%から30%へ大きく拡大。
   
メーカーシェアは、2000年度と大きな変動なし。トップがシャープで81.1MW、以下、京セラ、三洋電機、三菱電機と続く。
   
国内太陽光発電システム市場規模は、住宅用と公共・産業用あわせて127.4MWと対前年度比16%増。金額ベースで1,010.2億円(システム端末販売額ベース)。
   
国内太陽光発電システムの市場規模は、今後住宅用システムを中心に拡大し続け、2005年度には304.8MW/1,597.3億円、2010年度には973.7MW/3,086.9億円(ともにシステム端末販売額ベース)に拡大すると予測。

 


2001年 世界の主要メーカー太陽電池生産量  京セラホームページから  
  

* BP Solarex changes name to BP Solar

 Siemens Solar → jv with Shell Shell Solar (Shell 100%)

 Astropower, Inc.


太陽光発電協会  (68社・団体) 平成14年8月20日現在

 うち セル・モジュールメーカー 14社

(株) エム・エス・ケイ鐘淵化学工業(株)川崎重工業(株)、キヤノン (株)、京セラ (株)

(株) 神戸製鋼所三洋電機 (株)シャープ (株)、昭和シェル石油 (株)、フジプレアム(株)

豊国工業(株)、松下電器産業 (株)、三菱重工業(株)、三菱電機 (株)


日本経済新聞 1998/1/22

太陽電池付き屋根材  消費電力の8割供給

 太陽光発電システム販売の
エム・エス・ケイ(東京、笠原唯男社長、03-3342-3838)は、一般住宅の屋根に太陽光発電システムを組み込み改装事業を2月半ばから全国規模で開始する。
 このほど施工業者35社を代理店として組織した。太陽光発電はクリーンな点が売り物だか、導入に数百万円もかかるのが難点。同社は屋根の改装工事として一括受注し、一般住宅向けの需要を開発する。
 同社は米国の大手太陽電池メーカーの
アモコ・エンロソーラー社などの日本総代理店で、輸入した素材を使ってこのほどパネル状の太陽電池を組み込んだ屋根材を独自開発した。電流を切り替えるインバーターの設置などを除くと、従来の屋根のふき替え工事と同様の手順で施工できる。
 太陽光発電は通産省が設備購入に補助金を出すなどして普及を推進しているが、発電装置だけを購入したいとの需要は少ない。同社は、屋根材に発電装置を組み入れた形にすれば、住宅を改装する際の需要を取り込めると判断した。
 価格は出力3キロワットの製品を組み込んだ場合、屋根100平方メートルあたり約400万円だが、通産省の補助金を利用すると実際の負担は300万円程度で済む。


日刊工業新聞 2002/9/4

鐘淵化学、建材一体型ハイブリッド太陽電池で攻勢

 鐘淵化学工業はアモルファスシリコンと薄膜多結晶タイプをハイブリッド化した薄膜太陽電池を建材一体型で市場拡大するため、新たに日東紡績が総発売元となるアルミベースの太陽電池一体型屋根システムへのハイブリッド太陽電池の供給を開始した。さらに今秋からは売れ筋の平板瓦一体型でも大手ハウスメーカー7社が各社のスペックに合わせ販売に乗り出すなど、02年度は国内市場で7000キロワット以上をアモルファスハイブリッドタイプで販売する。

 鐘淵化学工業は関連企業の
カネカソーラーテック・豊岡工場(兵庫県豊岡市)で太陽電池を量産、ハイブリッドタイプは電気変換効率で10%を安定的に実現している。

 すでに提携しているクボタは02年度に前年度倍増の1000件の住宅への普及を目指している。また日東紡が総販売元で、
アルアピア(東京都中央区)が製造するアルアピアPV25へもハイブリッド太陽電池を供給する。


*押出し形材アルミ屋根パネル アルアピア
   高級感あふれる美しさと高い耐久性を兼ね備えた画期的な屋根システムです。


1998/11/5 鐘淵化学

地域振興整備公団と鐘淵化学が、豊岡市への工場進出を調印
     〜鐘淵化学は新会社設立で、住宅用太陽電池事業を本格化〜

  地域振興整備公団と鐘淵化学は、本日、兵庫県の立ち会いのもと、豊岡中核工業団地(兵庫県豊岡市)の土地、約55千uの譲渡契約書に調印した。
 豊岡中核工業団地は、総面積892千u、工場用地として468千uを有しており、昭和61年より企業誘致を開始している。今回、本団地の最大区画へ鐘淵化学の進出が決定したことで、96%の土地譲渡を完了した。
 豊岡中核工業団地は、鐘淵化学の住宅用太陽電池事業の生産拠点として、将来の能力拡大を可能にする用地面積とインフラの整備状況、有能な人材確保の可能性など、最適な工場立地条件に恵まれた環境にあると判断し決定した。
 豊岡中核工業団地において鐘淵化学は、住宅用アモルファスシリコン太陽電池の製造・販売を行う新会社、「
カネカソーラーテック株式会社」を設立した。このため、本日の調印式の席で同時に、豊岡市と「カネカソーラーテック株式会社」は、公害防止協定を締結した。
 「カネカソーラーテック株式会社」が生産するアモルファスシリコン太陽電池は、8%の安定化効率を有し、結晶シリコン系太陽電池に比べコスト面で優位にあるため、今後の住宅用太陽光発電の普及を促進できるものと考えている。
 年内着工、平成11年10月稼働予定で、設備能力は20MW(3kWの標準住宅で、約6700戸分に相当)/年を予定しており、平成12年度中には、40MWに増強する計画である。初期投資額は約70億円、増強分を含めると約100億円となる。年間の売上高としては、20MW時で約50億円、40MW時で約100億円を見込んでいる。

<カネカソーラーテック株式会社の概要>

●本社・工場所在地   兵庫県豊岡市神美台(かみよしだい)
●敷地面積   約55千u
●設立   平成10年10月
●資本金   10億円(授権資本40億円)
●会長   大西 優(鐘淵化学取締役電材事業部長)
●社長   吉岡 哲男
●従業員数   約150名の予定
●事業内容   太陽電池の製造・販売
●設備能力    20MW/年。平成12年度中に40MWに増強の予定
●工場稼働   平成11年10月の予定

 


日本経済新聞 2002/11/8

透ける太陽電池 昼は窓 夜は広告塔 鐘淵化学、大型パネル量産化

 鐘淵化学工業はガラスのように透けるタイプの太陽電池を開発、パネルを約1メートル四方に大型化して量産することに成功した。同タイプの電池パネルでは世界最大で、昼間は採光窓として、夜間は広告塔としての利用が可能となる。新築オフィスビルを中心に用途の拡大を見込んでいる。
 電池パネル1個のサイズは縦95センチ、横98センチで、これまでは60センチ四方の大きさが世界最大だった。パネルの大型化で屋根材など住宅用途の拡大も期待できるほか、電池パネルを広告用スクリーンにみたてて、映像を映し出すことも可能になるという。価格は1平方メートル当たり25万円前後を予定している。
 電池は薄膜シリコンタイプで、本体は鐘淵化学が開発。太陽光発電システムの設計などを手がけるエム・エス・ケイ(東京・新宿、笠原唯男社長)がモジュール化して、土木エンジニアリングの太陽工業(大阪市、能村光太郎杜長)が施工する。
 鐘淵化学は子会社のカネカソーラーテックに量産ラインを新設。国内外の新築ビル需要の取り込みを狙う。シャープ、京セラ、三洋電機など結晶系シリコン技術に強みをもつ太陽電池大手にはない特徴を打ち出し、2003年度には3万平方メートルの販売を計画している。


2000/12/26 川崎重工

一般住宅用太陽光発電システムの販売を本格的に開始
.
 川崎重工は2000年春から一般住宅用太陽光発電システムの販売活動の準備を行ってきましたが、2001年1月より本格的な販売活動を開始します。

 今回本格的な販売を開始する住宅用太陽光発電システムは、
エヴァーグリーンソーラー社(以下、EGS社、本社:アメリカ・マサチューセッツ州)の太陽光発電パネルを使用した、日本の住宅に適合した標準仕様での本格的な販売を開始します。国内での販売目標は2001年度に約300戸、2005年度には約3,000戸の販売を目指します。

 風力発電などの自然エネルギー発電の中で、太陽光発電は国内において一般住宅用需要を中心に、着実に成長していく分野として期待されています。特に太陽光発電の住宅用需要は、太陽光発電市場の約8割を占め、今年度設置の総発電出力は約65,000kWと前年比で2割の増加が見込まれています。また政府の新エネルギー導入大綱において、太陽光発電による発電量が2005年度には現在の約10倍にあたる約140万kW、2010年度には約500万kWに増加すると見込んでいます。

 当社は1999年12月、EGS社に500万ドルの出資を行い、太陽光発電システム事業に参画をしました。EGS社は、太陽光発電パネルの製造コストに高い比率を占めるシリコン材料の使用量を大幅に低減でき、製造に要するエネルギー消費量(EPT)が小さく、炭酸ガス排出量を低く抑えることができる「ストリングリボン製造法」を独自開発しています。

 そして2000年10月に、EGS社の太陽光発電パネルを使用したものとしては国内で初めての太陽光発電システムと、当社独自開発のガスタービンコージェネレーション設備を組み合わせたハイブリッド環境調和型エネルギー供給システムを、(株)世界貿易センタービルディング(東京都港区)より受注し、同社別館屋上に設置します。

 当社はこの太陽光発電システム事業をはじめとして、風力、バイオマスなど自然エネルギーによる発電分野においても積極的な事業展開を進めており、今後も社会・市場ニーズに加え、環境に充分配慮した製品の開発・販売に努めていきます。

◆ 一般住宅用太陽光発電システムの概要

  発電出力 1〜5kw
  販売開始 2001年1月
  販売目標 300ユニット(2001年)
  標準価格 55万円/kW(発電パネル、インバータ、支持架台等を含む3kWシステムのkW当り工場渡し単価。現地据付工事費は含みません。)
対象の住宅によって仕様、数量、工事条件が異なりますので協議のうえ代価を決定します。
              

2002/2/1 神戸製鋼所

ミサワホームに太陽電池を供給 住宅分野に本格進出

 すでに販売されヒット商品となっている低価格住宅「LIMITED25」などのミサワホーム(株)の主力住宅に、このほど神戸製鋼の太陽光発電システムが採用されました。同時に、採用に伴う需要増に対応するため、当社・高砂製作所(兵庫県高砂市)内に11月よりモジュール(太陽電池セルを組み立て、モジュール化する)工場を稼動させ、本格的に商業生産を開始しました。

 当社は、1998年にドイツの太陽電池メーカー・
RWEソーラー社(世界7位)と業務提携。当社の太陽電池は、RWE社の独自プロセスであるEFG(リボン法)セルを採用しており、従来の多結晶系セルを使った太陽電池に比べて、高性能かつ意匠性に優れ、環境にも配慮した太陽電池です。また電池単体だけではなく、周辺設備を含めたシステムとして、さらにトップライト・カーテンウォール等ビル建築への設計・施工を含めたトータルでのエンジニアリングを提供しております。太陽光発電は、国内では2000年度に約12万kWが導入され、現在、施工などの市場規模は年間1000億円に達しています。政府も補助金などで導入を支援しており、2010年度には482万kWの導入を目標にしています。
 当社は98年の本格参入後、神戸市の南貿易ビル(76kW)や沖縄県糸満市殿の新市庁舎(195kW)など公共産業向けを中心に着実に実績を重ねてきました。
 今回のミサワホームでの採用では、年間500棟程度の需要が見込まれ、当社では、今回の採用とモジュール工場稼動を契機に、太陽電池需要の約80%を占める住宅分野に本格的に参入し、30億円の売上をめざしていきます。


2002/7/23 シャープ

世界最大の太陽光発電事業をさらに拡大
  太陽電池増産ライン稼動 年間生産能力148MWに

 シャープは、奈良・新庄第3工場に3番目の多結晶シリコン太陽電池セルラインを増設、生産能力を世界最大の年間148MWに拡大し、7月よりフル生産を開始いたします。

 世界的な地球環境保全意識の高まりとともに、運転時に二酸化炭素ガスを排出しない、再生可能エネルギーであるクリーンな太陽光発電システムが脚光を浴び、日本国内はもちろん欧米においても需要が急増しております。

 当社はこうした需要増大に対応し、奈良・新庄工場の生産能力を、1999年に30.00MW(世界シェア:14.9%)、2000年に50.40MW(同:17.5%)、2001年には75.02MW(同:19.2%)と毎年増強してきました。この結果、2000年及び2001年は2年連続で世界一の太陽電池生産メーカーになりました。
(米国・PV NEWS紙 調査)

 2002年は従来にも増して世界的な需要拡大が予測されています。当社はこれに対応するため、2002年度中に年産200MWへの増産体制確立を目指しており、そのステップとして、このたび新庄第3工場に3番目の多結晶シリコン太陽電池セルラインを増設したものです。これにより、新庄工場の太陽電池製造ラインは5ライン(単結晶シリコン:1ライン、多結晶シリコン:4ライン)となり、単一事業所で世界最大の年間148MWの生産能力となります。

 また、この太陽電池セルの増産に対応し、太陽電池モジュールについても既存の新庄工場(奈良県新庄町)及び栃木工場(栃木県矢板市)に続き、新たに八尾工場(大阪府八尾市)にも展開推進中であり、7月末から生産開始の予定です。

● 太陽電池セルライン 年産能力推移

  2000年6月 2001年7月 2002年7月
セル年産能力   54MW   94MW   148MW

● 投資金額 45億円


日本経済新聞 2002/11/14

シャープ、米で生産 太陽光発電装置 市場拡大にらむ

 シャープは来年5月、米国で太陽光発電装置を生産する。これまで国内で生産し輸出していたが、米国での需要拡大をにらみ、現地に生産拠点を設ける。
 電子レンジや複写機を製造する工場(テネシー州メンフィス)で生産する。200年12月にカラーテレビ生産をメキシコの製造会社に移してできた余剰スペースを活用する。
 年間の製造能力は20メガ(メガは百万)ワット。初年度は12メガワットの生産を見込んでいる。
 太陽光発電装置の基幹部品となる太陽電池は引き続き全量を国内で製造し、輸出する。米国での装置生産量が拡大すれぱ、同工場での太陽電池生産も視野に入れる。
 太陽光発電装置はかさが大きく、輸送コストがかさむこともあり、2002年度の米国向け輸出量は7メガワットにとどまる見通し。現地生産で供給量を大幅に増やす。
 米国での太陽光発電装置の需要は2002年で48メガワット。米政府による普及策などもあって、2003年に65メガワット、2005年には120メガワットになると同社はみている。


BP Solar  

 BP Solar is one of the world's largest manufacturers of photovoltaic (PV, i.e. solar electric) products and systems. BP Solar has nearly 30 years of experience in the advancement and promotion of photovoltaics.
 As one of the world's leading solar companies, BP Solar operates nine manufacturing plants in the U.S., Spain, Australia, and India. Four of these plants manufacture our crystalline products, two plants manufacture our thin film products, and three plants are used for assembling our products in the local regions. BP Solar is also expanding with new plants under construction in Spain and Germany.
 BP Solar is at the forefront of the international solar electric industry producing over 50 megawatts of solar products each year. We are headquartered in Linthicum, Maryland USA and have over 30 sales and technical offices positioned throughout the world. Through our global sales network, we work locally, but think globally. Thus, we are able to provide the highest quality of customer service available within the PV industry.

1973 Solarex Corporation is formed
1980 BP enters solar industry via purchase of Lucas Energy Systems
1983 Solarex acquires RCA amorphous silicon technology
1983 Amoco Oil Company purchases Solarex Corporation
1984 Solarex purchases Exxon's Solar Power Corporation
1987 Solarex introduces the "Mega" cell: 114 mm x 114 mm
1995 Solarex becomes a business unit of Amoco/Enron Solar, a partnership of Amoco Oil Corporation and Enron Corporation
1999 BP and Amoco merge to form BP Amoco plc
BP Amoco purchases Enron's share of Solarex
BP Solar and Solarex merge to form BP Solarex
BP Solarex changes name to
BP Solar
2001 BP Solar is integrated into BP's Gas, Power and Renewables Business Stream

2002/9/4 BP  

BP Powers Largest Solar Installation In UK

Eighty-seven thousand state-of-the-art photovoltaic cells supplied by BP Solar are to be used in the construction of the new TXU-Europe building in Ipswich. The 200kw project represents the largest solar installation of in the UK and is scheduled for completion in December this year

The photovoltaic cells, which are housed in glass panels and serve the dual purpose of replacing conventional materials while simultaneously harnessing energy from natural light to produce clean energy, will provide an output of over 200kw at peak performance. This is over 10% of the maximum power requirement of the building.

BP Solar says the building will represent a showcase for Building Integrated Photovoltaic (BIPV) technology, widely regarded as a key feature of buildings of the future. "The project is significant because it proves that the technologies are available to deliver practical solar energy systems," said BP Solar Business Executive Manager Ray Noble.

"It is also meeting the Governments challenge to the construction industry to integrate renewable energy into buildings, and because we have been involved in the design process from the very beginning of the project, we have been able to develop a design that will maximise the benefits of PV, in terms of performance and substitution of conventional cladding material."

The £35 million building project, which is beginning to take shape in the heart of the Ipswich Village redevelopment area, is effectively creating a new sustainable clean energyheadquarters for TXU-Europe, the UKs largest domestic electricity supplier. All 1,000 of TXU-Europes staff based in five existing offices in the Ipswich area will be relocated to the new building.

High performance grid-connected mono-crystalline silicon photovoltaic panels will be incorporated in the design of the buildings, replacing conventional cladding materials on roofs and facades. On the sunniest days, the system will generate 200kWp, meeting all the electrical requirements of the site.

The system will also cut carbon dioxide emissions. It is estimated that over the course of a year emissions of CO2 will be reduced by some 140 tonnes and that the photovoltaic panels will generate a significant percentage of the sites total electricity. The installation of the Photovoltaic package will be completed and commissioned by November.


Shell Solar

 Shell Solar is part of Shell Renewables, one of the five core businesses of Shell Group.

 Shell Solar was established to develop commercial opportunities in solar energy.
 In 2001, subject to economic review, Shell committed to invest 0.5 to 1 billion dollars in solar photovoltaics (PV) and wind energy in the period from 2001 to 2006.
 Shell Solar recently joined the top tier players in the solar PV industry when it integrated its business with Siemens Solar. (jv with Siemens Shell 100%)
 The key objective is to sell solar solutions at a profit and thus meeting the criteria of sustainable development in a commercial way. To achieve this the solar business is to grow in line with the market, currently growing at around 20% - 25% a year.
 Shell Solar is involved in photovoltaics, the technology that converts light directly into electricity. We are not involved in solar thermal, the technology that uses the heat of the sun.
 We have access to both mono- and multi crystalline cell technologies (the current main stream solar cell technologies) and to CIS or thin film technology, the next generation of PV technology. Well-established in the manufacturing of two types of solar cells and modules, single-crystal silicon and copper indium diselinide (CIS), we are the first company in the world to start series production of CIS solar modules. These thin-film modules boast an efficiency of over 11 percent, which is clearly higher than with competing thin-film technologies.
 Shell Solar has supplied solar cells and modules with a peak power of over 300 megawatts. This represents around one fifth of total solar power installed worldwide.

Shell Solar sales in 2001
  Mono-crystalline modules............34,6 MW
  Multi-crystalline modules...............9,4 MW
  CIS  .............................................0,4 MW
  Total  ........................................44,4 MW


2001/2/28 

Shell and Siemens agree joint venture in solar energy

 Siemens Solar GmbH (Siemens) and Shell Renewables (Shell) announced today that they have reached agreement to form a joint venture in their solar energy businesses. Shell and Siemens regard this co-operation as key for growth and necessary to execute their ambitious targets for solar energy. Subject to relevant regulatory approvals and consultations, the joint venture, Siemens and Shell Solar Gmbh, will begin operation in April 2001.
 The agreement follows negotiations Siemens and Shell announced at the beginning of December 2000. Shell will, initially, contribute its German solar businesses and a considerable cash injection into the joint venture, receiving newly issued shares in return. The shareholdings in the new joint venture will be: Siemens A.G. 34% E.ON Energie AG 33% and Shell 33%. Before the end of 2002 Shell will contribute its remaining business.
 The joint venture will have two managing directors: Gernot Oswald, the current Managing Director of Siemens Solar and Philippe de Renzy Martin, Chief Operating Officer of Shell Solar. Philippe de Renzy Martin said: This co-operation shows Shells commitment to make solar energy work. As a leading and experienced energy company we are convinced that the best way to make solar energy a major part of the energy mix is to make it a commercial success. The combination of these two experienced solar companies makes this possible.
 
Gernot Oswald said: Bundling of the complementary strengths of the partners will improve our potential to grow even faster and to expedite the worldwide implementation of solar energy.


2002/1/23

Shell to acquire partners' stakes in Solar energy joint venture

 Shell Renewables (Shell), Siemens AG (Siemens) and E.ON Energie AG (E.ON) announced today that Shell intends to acquire all the shares held by Siemens and E.ON in their solar photovoltaic (PV) joint venture company, Siemens und Shell Solar GmbH. The combined business, to be 100% owned by Shell, will be known as Shell Solar with full corporate integration taking place over the next six months. The deal is subject to relevant regulatory approvals.
 Shell's Philippe de Renzy-Martin, who will be Executive Vice President of the new company, said: "This is good news for our customers, our staff and partners, and for the whole solar industry. Our integrated company will have the people, the reach and the resources to build a sustainable, commercially successful solar PV business around the world."
 The integration of the Shell and Siemens solar PV businesses brings together world-class operations in both research & development and manufacturing and will employ around 1100 people. "Solar PV is one of the fastest-growing of all the technologies in a rapidly developing part of the global energy market," commented Mr de Renzy-Martin. "Shell has a strategic commitment to making renewable energy a commercial reality, and this move is a key step in building a strong, global solar business."
At present, shareholdings in the joint venture are: Siemens AG 34%, E.ON Energie AG 33% and Shell 33%. The new entity will have a fifteen per cent share of the global PV market.
 The deal reaffirms the Royal Dutch/Shell Group's commitment to new energies - solar, wind, hydrogen and geothermal. The Group announced last year that, subject to ongoing economic review, it would invest $0.5 billion to $1 billion over the next five years to continue developing these businesses, concentrating primarily on solar and wind energy.


Astropower, Inc.      http://www.sba.gov/sbir/tibbetts/astropower.html

 AstroPower is the largest US-owned manufacturer of solar cells and modules and the fifth largest in the world. The Company was formed in 1983 as a division of Astrosystems, and initially generated revenues principally from research and development activities on government contracts. In 1989, the Company was established as a separate corporation, and secured venture capital funding. At the same time, the move toward commercial activities began as the Company started the manufacture of solar cells. The growth of the Company was financed in part with private placements of equity to high net worth individuals. In February 1998, the Company completed its initial public offering, raising $16.7 million. The funds were used to complete the fit-up of the Companys second manufacturing facility and to fund further growth in its business.

 AstroPower has leveraged many of its products with SBIR developed technologies. Innovations achieved through the SBIR program permeate the product spectrum from solar cells to high performance mid-infrared photodiodes. At the present time AstroPower is introducing a significant new product for portable electronic power and battery charging applications. This spin-off product, SunVolts, is based heavily on a high performance space solar cell effort funded by BMDO. Without SBIR, the exceptionally risky space product would never have been attempted and consequently the SunVolts opportunity would never have presented itself. Significant revenues are expected in the coming year with AstroPower supported production increases through the year 2001 to keep pace with the rapidly growing customer base.
AstroPower
s product revenues have grown at more than 60% per year for the past six years. Employment has grown significantly as well. At the end of 1994, AstroPower had 95 employees. By December 31, 1998, total employment had grown to 258. AstroPowers growth has been due to a strategy of joining with indigenous partners around the world to develop a strong regional presence, significant increases in its production capacity, and strong market growth overall. Nearly 80% of AstroPowers product revenues are international.

 For the next several years, AstroPower plans growth in product revenues of 50% per year. The Company sells into the $20 billion distributed power generation market, where electric power is generated at the site of consumption. AstroPower has a strong customer base and is increasing market share due to its superior and cost-effective product lines.