シリコンウエハ              シリコーン  

2007/9   SUMCO、太陽電池ウエハー 4倍に増産    住友金属工業と三菱マテリアルのウエハー事業統合会社

2007/2   SUMCO 3500億円で能力3倍、信越も加速、寡占強まる

ブログ シリコンウエハ業界

2003/5   新日鉄、シリコンウエハー事業から撤退し全保有株を独社に売却

信越半導体、2004年末迄に300mmシリコンウエハー生産能力を現在の50%増へ増設

 


日本経済新聞 2007/2/2           ブログ シリコンウエハ業界

半導体材料 世界2強 投資競う SUMCO 3500億円で能力3倍 

 信越も加速、寡占強まる

 住友金属工業と三菱マテリアルのウエハー事業統合会社であるSUMCOは、携帯電話や薄型テレビの半導体向けに需要が急増していることに対応し、佐賀県伊万里市と長崎県大村市の工場、台湾の合弁工場で増産投資を実施する。


 SUMCOは昨年10月、ウェハー5位のコマツ電子金属(現SUMCO TECHXIV)を買収。世界シェアを3割強に高め、信越化学に並ぶ規模になった。大型投資で首位奪取を狙う。
 信越化学は昨年、福井県と長野県の工場敷地に新工場を建設。福島県の白河工場や米国でも設備を増強しており、今秋までに300ミリ8ウエハーの生産能力を月産100万枚に引き上げる。今後も投資を加速させる見通しだ。

 

 

 


日本経済新聞 2007/9/11

太陽電池ウエハー SUMCO、4倍に増産
 145億円投資 佐賀に新工場 欧米勢を追撃

 シリコンウエハー大手のSUMCOが太陽電池向けウエハーの大幅増産に踏み切る。10日、145億円を投じ佐賀県に新工場を建設すると発表した。2009年春に稼働、生産能力は現在の4倍となる。その後も順次拡張し、11年以降には10倍以上に引き上げる計画。
半導体向けでは世界シェア2位のSUMCOだが、太陽電池向けは欧米勢が先行する。太陽電池市場の急拡大に対応、生産体制を強化し欧米勢を追撃する。


 シリコンウェハーは半導体向けの需要も増加している。原料となる多結晶シリコンが世界的に不足する中、SUMCOはこれまで価格の高い半導体向けを中心に生産を手掛けてきた。ただ、ここにさて多結晶シリコン増産の動きも相次ぎ、「調達のメドがついた」(重松社長)ことから新工場建設を決めた。
 太陽電池向けウエハーでは、国内最大手の
エム・セテックやJFEスチールも増産に意欲的だ。半導体向けで世界最大手の信越半導体は現在、太陽電池向けを手掛けていないが、「将来の有望市場として調査・研究している」としており、今後、参入してくる可能性もある。



原料のシリコン 需給改善へ 増産や参入相次ぐ