日本とアジアの石油化学の現状その他を、各社のホームページや新聞雑誌情報を基にまとめ
た個人のデータベースです。

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シリコーン          シリコンウエハ                              Back

『シラン? シロキサン? シリコーン?』

 世界の主要シリコーンメーカー   GE、シリコーン事業を売却(東芝、BayerとのJVも)

世界 日本法人 日本法人の親企業
Dow Corning* 東レ・ダウ コーニング・シリコーン* Dow Corning:65%、東レ:35%
  ダウ コーニング アジア Dow Corning:100%
General Electric*
 
Momentive Performance Materials
GE東芝シリコーン*
 
モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社
General Electric:51%、東芝:49%
Wacker Chemie* 旭化成ワッカーシリコーン Wacker:50%、旭化成:50%
信越化学工業* 信越化学工業*
Rhodia* ローディア・ジャパン Rhodia:100%
Crompton   日本ユニカー #   →営業譲渡 Union Carbide:50%、東燃化学:50%
Degussa-Huls デグサ・ヒュルズ・ジャパン Degussa-Huls:100%
SKW  -
チッソ

注) * 粗シランから一貫して生産しているメーカー
   #  Crompton社との資本関係はない
   ○ 
シリコーン工業会 メンバー

2007/2   カネカ、米国に変成シリコーンポリマー工場(日米欧3拠点体制)

2006/11  GE Silicones will change to Momentive Performance Materials

2006/10   Rhodia signs agreement for the sale of its silicones business to China National Bluestar Corporation

2006/9   Sale of GE Advanced Materials Business to Apollo Management, L.P.

2006/8   Shandong Dongyue starts construction for organosilicon project  東嶽化工

       Dow Corning And WACKER Receive Government Approval to Build Siloxanes Facility in China

2006/1   GE Toshiba plans its 4th Organosilicon plant in China

2005/4   ダイキン工業とダウ コーニングがフルオロシリコーン化学で協業

2005/1   東レ・ダウコーニング・シリコーンとダウコーニングアジアの事業統合

2004/10  Rhodia signs LOI with China National Blue Star for a strategic alliance in Silicone Activities

2004/9  東レ・ダウコーニング・シリコーン、日本ユニカーから営業譲受

2004/4    Dow Corning to Emerge From Bankruptcy June 1

2003/5   Dow Corning, Wacker-Chemie to Form Asian JV to make silicone intermediates

2003/5   新日鉄、シリコンウエハー事業から撤退し全保有株を独社に売却

2003/4   GE to acquire Crompton silicone unit 

2002/9 コマツ 太陽電池向け多結晶シリコンのJV設立


信越化学  http://www.silicone.jp/j/

信越シリコーンは、1953年、日本で初めてシリコーンを製品化以来、多彩なシリコーンの特性を活かした製品を各種開発さまざまな産業分野で製品の機能性向上や生産工程の効率化などに利用されています。

   
シリコーン事業の海外展開を加速

   タイにおける製造合弁工場の着工 (GE東芝シリコーン)

   シリコーン製品の製造販売合弁会社を中国に設立

 

信越半導体、2004年末迄に300mmシリコンウエハー生産能力を現在の50%増へ増設


2001/8/16 信越化学

信越化学、シリコーン事業の海外展開を加速
  
 http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20010816.shtml


中核事業の一つであるシリコーン事業の海外展開を加速する目的で、米国で機能性シランの新工場を建設する。また、タイではシリコーンポリマーの新工場を建設する。

新工場の建設と運営は、信越化学の米国子会社・
シンエツシリコーンズオブアメリカ社(社長:上杉信行)が行い、工場名はシンエツシリコーンズオブアメリカ社フリーポート工場となる。

タイでは2001年2月、シリコーン製品の生産・販売を行う全額出資子会社「シンエツ・シリコーンズ・タイランド社」を設立。信越化学とGE、東芝との合弁事業である、アジア・シリコーンズ・モノマー社のシリコーンモノマー設備の完成に合わせて、2003年3月完成の予定で工場建設に着手する。

 


2001/10/30 信越化学

タイにおけるシリコーンモノマーの製造合弁工場の着工について
 − アジア最大の単独シリコーン製造工場 −
    
http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20011030-1.shtml


「アジア・シリコーンズ・モノマー」概要

  社名   Asia Silicones Monomer Limited
       (日本名: アジア・シリコーンズ・モノマー)
  工場所在地   Asia Industrial Estate, Map Ta Phut, Rayong, Thailand
  資本金   2,794,000,000バーツ (約 US$ 64,000,000)
  株主         信越化学工業株式会社
ゼネラル・エレクトリック・カンパニー
株式会社東芝
      (内訳:信越化学工業(株)50%、GEはアジアにおけるシリコーン事業の合弁パートナーである(株)東芝と合わせて50%*)
  設立   2001年2月
  事業内容   シリコーンモノマー(シランモノマー/シロキサン中間体)の製造
  生産能力   年間約7万トン(シロキサンベース)
  従業員数   約100人(予定)

(*内訳:ゼネラルエレクトリック・カンパニー 25.5% 株式会社東芝 24.5%)


2002/06/03 信越化学工業

シリコーン製品の製造販売に関する合弁会社を中国に設立
   
http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20020603.shtml



 合弁会社の概要:

  (1)社名   浙江信越精細加工有限公司
  (2)所在地   中国浙江省嘉善県
  (3)資本金   300万US$(約4億円)
  (4)株主   信越化学工業株式会社 
TOPCO International 
90%                      
10%
  (5)代表者   董事長    寺尾 英樹(現 信越化学シリコーン事業本部海外部長)
副董事長  王  純健(現 TOPCO International Company社長)
  (6)事業内容   シリコーン製品の製造販売
  (7)売上見込   10億円/年(当初)
  (8)稼動時期   2002年末

 


2004/3/11 信越化学

信越半導体、2004年末迄に300mmシリコンウエハー生産能力を現在の50%増30万枚/月へ増設
http://www.shinetsu.co.jp/j/news/s20040311.shtml

 信越化学工業(株)の100%子会社である信越半導体株式会社(本社:東京、社長:小柳俊一)は、300mmシリコンウエハー生産拠点である福島県白河工場の生産能力を、2004年末までに月産30万枚まで増強する計画を決定した。


GE東芝シリコーン    http://www.getos.co.jp/jp/about_us/frame.html 

  GE、シリコーン事業を売却(東芝、BayerとのJVも)

  社名   ジーイー東芝シリコーン株式会社
  設立   1971年4月15日
  資本金   払込資本金29億1,000万円(授権資本金36億円)
  事業内容   各種シリコーン製品の製造、販売、関連サービス
  総売上   375億円(2000年度)
  株主   ゼネラル・エレクトリック・カンパニー
株式会社東芝
51%                   
9%
  事業展開地域   アジア太平洋地域 13ヶ国
  従業員数   約650名
  決算期   3月末日
  主要製品        ミラブル型シリコーンゴム
液状シリコーンゴム
建築用シリコーンシーリング材
シリコーンオイル
シリコーンワニス
シリコーン消泡剤
シリコーン離型剤
シリコーン撥水剤
シリコーングリース・オイルコンパウンド
シラン化合物
  主要応用分野   建築、電子/電気、自動車、パーソナルケア、化学、ゴム・プラスチック、ヘルスケア、家庭用品
  世界3極体制   米:GEシリコーン・アメリカ (米ニューヨーク州ウォーターフォード)
欧:GEバイエル・シリコーン(独レーバークーゼン)
亜:GE東芝シリコーン(東京)

 

成長への足跡(GE東芝シリコーンのあゆみ)

1941 東京芝浦電気(株)がシリコーンの絶縁特性に着目。研究に着手。
1953 ゼネラル・エレクトリック(GE)より特許実施権を取得。東芝シリコーンの商標で販売を開始。
1971 東京芝浦電気(株)とゼネラル・エレクトリック社の合弁会社として、東芝シリコーン株式会社を設立。
1988 ドン・ヤン・シリコーン株式会社(韓国)設立に際し、資本参加。
1991 東芝シリコーンシンガポール社を設立(全額出資)。
1994 持株比率が東芝51%、GE49%からGE51%、東芝49%に変更。
1999 社名をジーイー東芝シリコーン株式会社に変更。
2000 GE東芝シリコーン上海社が中国政府より事業認可を取得(出資比 率はGE51%、東芝49%)。
2001 アジア・シリコーンズ・モノマー設立
2002 深セン地区に新たな製造拠点

2002/11 GE東芝シリコーン、タイにシリコーン最終製品工場を新設    稼動

2006/1 GE Toshiba plans its 4th Organosilicon plant in China


2002/10/23  GE東芝シリコーン

中国におけるシリコーンエラストマー事業の拡大について
深セン地区に新たな製造拠点
   
http://www.getos.co.jp/jp/press_release/release_102302.htm


新合弁会社の概要

社名           :深セン通用精細有机硅有限公司
 (Shenzhen GETOS Fine Silicones Co.,Ltd.)
代表者名 :会長 白晋民(Jimmy Bai, Chairman)
設立 :2002年9月10日
本社・工場所在地 :中国広東省深セン市龍岡区坂田深セン石化坂田高新工業区
 (Shenzhen Petrochemical Ban Tain Hi-Tche Industrial Zone Ban Tian,
  Long Gang District,Shenzhen Guangdong Province, PRC)
出資比率 :GE東芝シリコーンシンガポール社
 (GETOS Singapore (Holdings) Pte.Ltd.) 
(51%)           
 深セン市広化実業発展有限公司
 (Shenzhen Guanghue Enterprises   Development Company Ltd.)
(49%)
事業内容 :シリコーンエラストマーの製造販売
従業員数 :約150人

*文中のセンは「土」へんに「川」という文字です。


2004/06/01 ジーイー東芝シリコーン

タイ工場の本格稼動開始について
― GE最新鋭設備によるタイ初のシリコーン最終製品工場 ―
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=72926


東レダウコーニングシリコーン   http://www.dcts.co.jp/company/index.html

社  名  東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
         Dow Corning Toray Silicone Co.,Ltd.
設  立  昭和41年12月12日
資本金   36億円
株  主  東レ株式会社 (35%)
       Dow Corning Corporation(65%)
従業員数 850人
決算期   12月末日
売上高   41,880百万円(2000年度)

昭和41年 会社創立(トーレ・シリコーン株式会社 本社東京)
昭和42年 ダウコーニング社の製品の輸入販売を開始
平成元年 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社と社名変更

2003年 中国上海にミラブル型シリコーンゴムの製造販売会社設立

2004/9 日本ユニカーからシリコーン事業を営業譲受


日刊工業新聞 2002/10/16

東レ・ダウコーニング・シリコーン、樹脂改質剤の販売事業を再編


同社の新事業推進部樹脂関連販売グループを分社化

新会社「マルチベース・アジア」で資本金は2000万円。米ダウコーニングが70%、東レ・ダウコーニング・シリコーンが30%それぞれ出資した。


2003/4/23 ゴムタイムズ

東レ・ダウコーニング・シリコーン 
 中国上海にミラブル型シリコーンゴムの製造販売会社設立、操業を開始(4/1)



中国上海市にダウコーニング コーポレーションと合弁でミラブル型シリコーンゴムの製造販売会社「Ling Dao Silicone(上海)Co.LTD.」を設立
出資比率は50対50


1999/9/17 旭化成・ワッカーケミー

旭化成工業株式会社とワッカーケミー社(独)のシリコーン事業合弁会社設立について
  
http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/1999/ch990917.html


合弁会社の概要

  商 号   旭化成ワッカーシリコーン株式会社
  (Wacker Asahikasei Silicone Co., LTD.)
  本 社   東京都新宿区西早稲田二丁目14番1号
  代表者   社 長  カルロス・ヴァイゼ(ワッカー)
副社長 石井 辰雄(旭化成)
  資本金   10.5億円
  従業員数   約80名
  出資比率   旭化成工業株式会社 50%
ワッカーケミー社    50%
  営業開始予定日   1999年10月1日
  工 場   茨城県真壁郡明野町向上野1500−3
  営業所   大阪市

Chemnet Tokyo 2002/5/28

旭化成ワッカーシリコーン、明野工場で「シリコーン液状ラバー」の生産開始


2000/6/21 化学工業日報

日本ユニカー、シリコーン事業を小松に集約


主力の川崎工場の生産設備、研究所を小松工業所に全面移転、統合・再編成


東レ・ダウコーニング・シリコーン、日本ユニカーからシリコーン事業を営業譲受


チッソ    http://www.chisso.co.jp/fld/fldmain1.html

 ファインケミカル事業部 シリコン部

  サイラエース(シランカップリング剤)

  サイラコート(コート剤・ シーリング剤)

  サイラプレーン(反応性シリコーン)


2002/11/01 GE東芝シリコーン

タイにおけるシリコーン最終製品工場の新設について
― 投資金額60億円、アジア展開をさらに加速 ―
   
 http://www.getos.co.jp/jp/press_release/Tiger_press_release.htm



信越化学工業株式会社と折半出資してタイに建設中の、
モノマー合弁工場「アジアシリコーンモノマー」(Asia Silicones Monomer Limited)に隣接する形で建設

新工場の概要

社名 :GE Toshiba Silicones (Thailand) Ltd.
 (GE東芝シリコーンタイランド社)
代表者 :代表取締役 熊谷昭彦
事業内容 :シリコーン製品各種(液状、ゴム状など)の製造
工場所在地 :Asia Industrial Estate,Map Ta Phut,Rayong,Thailand
敷地面積 :49ライ(約7.8ヘクタール)
年産能力 :約45,000トン
株主 :ゼネラル・エレクトリック・カンパニー  (51%)
 株式会社東芝                (49%)
従業員数 :約100名(予定)
稼動時期 :2004年前半

 


20030425GEスペシャルティズ

GEスペシャルティ・マテリアルズ、クロンプトン社からOSiスペシャルティを買収
― GEシリコーンにクロンプトン社のシリコーン事業を統合、より幅広い用途開発力と技術を提供 ―
    
http://www.gejapan.com/news/2003/sm_april25.html


ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)の事業部門であるGEスペシャルティ・マテリアルズ(GESM、本社:米コネチカット州ウィルトン)は本日、米クロンプトン社(Crompton CorporationNYSECK、本社:米コネチカット州ミドルベリ)のシリコーン事業部であるOSiスペシャルティ(OSi Specialties)を買収することで合意

この取引によって、
クロンプトン社GEから同社のスペシャルティ・ケミカルズ事業を譲渡されます。


April 25, 2003 Business Wire

Crompton Announces Sale of Organosilicones Business to GE and Acquisition of GE's Specialty Chemicals Business

Crompton to Reduce Debt by Over 40%, Sharpen Strategic Focus
New Specialty Chemicals Business Broadens Crompton Base
Divestiture of Organosilicones Business


Crompton           Great Lakes Chemicalと合併

 

Crompton Corporation is a global producer and marketer of polymer products and specialty chemicals and was formed with the September 1, 1999 merger of Crompton & Knowles Corporation and Witco Corporation. 合併当初の社名はC&K Witco) The company has about 6,800 employees in research, manufacturing, sales, and administrative facilities in every major market around the world committed to finding better solutions.

Crompton   Olefins and Styrenics Additives
Petroleum Additives
  Crompton traces its roots back to Worcester, Massachusetts in the 1880s where the company was a maker of textile looms. After more than a century as a world leader in that industry, the company transitioned into chemicals following World War II.
         
Davis-Standard   Polymer Extrusion
Equipment
  Davis-Standard was founded in 1848 as a cotton gin machinery manufacturer. Today it is the leading manufacturer of plastic and rubber extruders and extrusion systems for a broad range of manufacturers around the world.
Chemtura Sells Its Interest in Davis-Standard, LLC
         
Osi Specialties   Silanes
Specialty Silicones
  OSi Specialties pioneered organofunctional silanes in the 1940s and continues to be the world leader in this unique chemical technology.OSi Specialties, which began as a unit of Union Carbide, was acquired by Witco in the 1990s.
今回GEに売却
       
Uniroyal   Crop Protection
Rubber Chemicals & Elastomers
Urethane Technologies
  (acquired in 1998 by Crompton & Knowles)
Uniroyal Chemical began more than 100 years ago as the United States Rubber Company, making chemicals for use in the company's rubber products. The company was a pioneer in the development and production of synthetic rubber during World War II.
         
Witco   Vinyl Additives
Refined Products
  Witco began in Chicago in 1920 as Wishnick-Tumpeer, Inc. The company grew through the strategic acquisition of other chemical businesses. One acquisition positioned Witco as the premier producer of PVC stabilizers.

 


2004/09/03 東レ・ダウコーニング・シリコーン

【日本ユニカー株式会社シリコーン事業部の東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社への営業譲渡契約の締結について】
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=80440

 日本ユニカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 初谷幸夫)と東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 伊勢村美治)は、日本ユニカー(株)のシリコーン事業を東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)へ営業譲渡する契約を締結しました。営業譲渡日は9月30日に予定しております。


<ご参考>
シリコーン(Silicone)について
 シリコーンは、ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(≡Si-O-Si≡)を骨格としたポリマーで、優れた特性(耐熱・耐寒性、耐候性、電気絶縁性、化学的安定性、撥水性、消泡性、離型性など)を持ちます。形状はオイル、エマルジョン、レジン、ワニス、ゴムおよびパウダーなどと極めて多様で、用途も化粧品、紙、繊維、プラスチックスなど日用品をはじめ、電子・電機、自動車、機械、建築・土木材料など多岐にわたって、様々な分野で利用されています。


2005.1.13 東レ・ダウコーニング・シリコーン

東レ・ダウコーニング・シリコーンとダウコーニングアジアの事業統合について
http://www.dcts.co.jp/news/nr050113.html

 この度、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社(資本金:36億円、代表取締役社長 伊勢村美治)およびダウ コーニング アジア株式会社(資本金:7億円、代表取締役社長 一谷秀司)は2社の事業統合に関し基本合意に達しました。

 統合後の新会社名は東レ・ダウコーニング株式会社(英文社名:Dow Corning Toray Company, Limited)とし、本合意に基づき詳細合意および必要な諸手続き完了後、2005年4月1日に統合会社としての営業開始を予定しております。

 なお、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社の株式65%およびダウ コーニング アジア株式会社の株式100%を保有しておりますダウコーニング社は統合会社の株式の65%を実質的に保持いたします。東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社の株式35%を保有しております東レ株式会社は、統合会社におきましても35%の株式を保持いたします。


2006/1/22 Asia Chemical Weekly

GE Toshiba plans its 4th Organosilicon plant in China

On 17 Jan., GE Toshiba Silicones Co. (GE Toshiba) signed an agreement with Nantong Economic Development Zone, to build its fourth and largest organosilicon manufacturing plant in Nantong, Jiangsu Province.

The new plant, which will cost USD 78 million (RMB 632 million), is scheduled to come onstream on late 2007.

GE Toshiba has three organosilicon plants in China already - two in Shanghai (Pudong and Songjiang respectively) that produce elastomers, specialty fluid, emulsions and coatings, and one in
Shenzhen Guangdong province that makes elastomers. Also, GE Toshiba has a R&D Center in Pudong, Shanghai.

GE Toshiba Silicones is a 51:49 jv of General Electrics and Toshiba. According to the company, the revenue of GE Toshiba in China has maintained an average 30% annual growth over the past three years, and the sales in China account for 10%-15% of GE's annual global sales of silicone products, which is about $2 billion.

In the future 5 years, demand for silicone products is forecasted to grow by around 15-20%/y in China. So, the global leading players speed up the investment in China market over the past two years.
Rhodia allied with China Blue Star planned a large-scale organosilicon plant in Tianjin. Wacker and Dowcorning planned a world-scale project in Zhangjiagang. Rcently, Wacker also forms a silicone products jv with Dymatic Chemicals of Shunde in Guangdong Province to manufacture and market silicone emulsions and process auxiliaries.

GE東芝シリコーンは1971年設立で、現在の持株比率はGE 51%、東芝 49%。日本・中国以外ではマレーシア・タイに製造販売拠点、香港・韓国・オーストラリア・シンガポールに販売拠点を持ち、タイでは信越化学とのJVのアジア・シリコーンズ・モノマーでシリコーンモノマーを製造している

GE東芝シリコーン(上海)
GE Toshiba Silicones Shanghai Co., Ltd.
(所在国) 中国
(事業内容) 各種シリコーン製品の研究開発、製造、販売、国際貿易、関連サービス
(取扱製品) シリコーンゴム、シーラント、オイルエマルジョン、レジン、特殊製品

深センGETOSファインシリコーン
Shenzhen GETOS Fine Silicones Co., Ltd.
(所在国) 中国
(事業内容) シリコーンエラストマーの製造、販売
(取扱製品) シリコーンエラストマー


Dymatic Chemicals, Inc
http://www.alibaba.com/trade/company/goto/~dmmarket

Dymatic(former name is Dearmate) Specialty Chemical Inc. Is a leading company dedicated to producing textile auxiliaries, leather chemicals, PU auxiliaries, foam stabilizer, printing inks, cyclopentane, and other fine chemicals. Founded in 1989, the company operates 9 locations and has 700 employees. The company's headquarter is in Ronggui, Shunde, Guangdong Province, China near Hong Kong.


2006/9/14 GE    東芝発表   Bayer発表   GE Silicones will change to Momentive Performance Materials

GE Focuses on Growth and Higher Returns with Sale of GE Advanced Materials Business to Apollo Management, L.P.;
 Move Supports Repositioning of Industrial Portfolio for Stronger Performance

GE today announced that it has signed a definitive agreement to sell GE Advanced Materials (Silicones & Quartz) to Apollo Management, L.P., a private investment firm in a deal valued at approximately $3.8 billion in cash and securities. Upon completion of the transaction, GE will receive a 10% ownership stake in the new company and hold $400 million of notes. The closing of the transaction is subject to customary conditions, including the receipt of regulatory approvals, and is expected to occur before the end of 2006.

GE Advanced Materials has two major joint ventures - GE Toshiba Silicones (GETOS), formed in 1971, and GE Bayer Silicones (GEBS), formed in 1998. In two related transactions, GE announced that it has reached definitive agreements with Toshiba and Bayer to acquire 100% of their respective joint venture equity stakes. GETOS and GEBS will become wholly owned by GE and will be included in the acquisition by Apollo.

GE Bayer Silicones evolved out of the merger in 1998 between the silicones division of Bayer AG and General Electric Silicones Europe. As a result, the Leverkusen, Germany-based company is now one of the leading producers of silicone products in Europe, with production sites throughout Germany, the Netherlands, the U.K., and India. Together with its parent company, Bayer AG, and its sister companies, GE Silicones in the United States and GE Toshiba Silicones in Japan, GE Bayer Silicones forms a global alliance that ensures a market presence anywhere in the world.

GE東芝シリコーン株式会社  GE Toshiba Silicones Co., Ltd.
設立 1971年4月15日
資本金 払込資本金29億1,000万円
事業内容 各種シリコーン製品の研究開発、製造、販売、国際貿易、関連サービス
総売上 355億円(2003年度)
株主 ゼネラル・エレクトリック・カンパニー 51%
株式会社 東芝 49%
事業展開地域 アジア太平洋地域 12ヶ国
従業員数 約500名
主要製品 ミラブル型シリコーンゴム
液状シリコーンゴム
建築用シリコーンシーリング材
シリコーンオイル
シリコーンワニス
シリコーン消泡剤
シリコーン離型剤
シリコーン撥水剤
シリコーングリース・オイルコンパウンド
シラン化合物
     
GE東芝シリコーン(上海)
GE Toshiba Silicones Shanghai Co., Ltd.
  (所在国) 中国
  (事業内容) 各種シリコーン製品の研究開発、製造、販売、国際貿易、関連サービス
  (取扱製品) シリコーンゴム、シーラント、オイルエマルジョン、レジン、特殊製品
 
GE東芝シリコーン(香港)
GE Toshiba Silicones (Hong Kong) Ltd.
  (所在国) 香港
  (事業内容) 各種シリコーン製品の国際貿易、販売、関連サービス
  (取扱製品) 各種シリコーン製品
 
GE東芝シリコーン(韓国)
GE Toshiba Silicones (Korea) Ltd.
  (所在国) 韓国
  (事業内容) 各種シリコーン製品の販売、用途開発、関連サービス
  (取扱製品) 各種シリコーン製品
 
GE東芝シリコーン(タイランド)
GE Toshiba Silicones (Thailand) Ltd.
  (所在国) タイ
  (事業内容) 各種シリコーン製品の販売、用途開発、関連サービス
  (取扱製品) 各種シリコーン製品
 
GE東芝シリコーン(マレーシア)
GE Toshiba Silicones (Malaysia) Ltd.
  (所在国) マレーシア
  (事業内容) 各種シリコーン製品の製造、販売、用途開発、国際貿易、関連サービス
  (取扱製品) シリコーンゴム、シーラント、液状シリコーン
 
GE東芝シリコーン(オーストラリア)
GE Toshiba Silicones (Australia) Ltd.
  (所在国) オーストラリア
  (事業内容) 各種シリコーン製品の販売、用途開発、関連サービス
  (取扱製品) 各種シリコーン製品
 
深?GETOSファインシリコーン
Shenzhen GETOS Fine Silicones Co., Ltd.
  (所在国) 中国
  (事業内容) シリコーンエラストマーの製造、販売
  (取扱製品) シリコーンエラストマー
 
アジアシリコーンモノマー
Asia Silicones Monomer Ltd.
  (所在国) タイ
  (事業内容) シリコーン(シランモノマー/シロキサン中間体)の製造、販売
  (取扱製品) シリコーン(シランモノマー/シロキサン中間体)
 
GE東芝シリコーン・アジアパシフィック
GE Toshiba Silicones Asia Pacific Pte. Ltd.
  (所在国) シンガポール
  (事業内容) 各種シリコーン製品の販売、用途開発、関連サービス
  (取扱製品) 各種シリコーン製品
  * 旧OSiスペシャルティ製造会社の持株会社6社を擁する
   (オーストラリア、タイ、マレーシア、香港、中国、韓国)

 


2006/11/17 RubberWorld

GE Silicones will change to Momentive Performance Materials

bizjournals.com reports that when the $3.8 billion sale of General Electric's Advanced Materials division to Apollo Management is finalized sometime in the first two weeks of December, the company will be known as Momentive Performance Materials.
GE Silicone employees were notified of the name change this week in an internal e-mail.
The GE division, which is based in Wilton, CT, operates 38 sites worldwide.
The name, according to the e-mail from GE Advanced Materials CEO Wayne Hewett, is supposed to highlight "a premier specialty materials company with a proud history and promising future."
The deal between GE and Apollo Management would leave GE with a 10% stake in the new company. Hewett is supposed to stay on and head the new company for Apollo, headquartered in Purchase, NY.

旧GEアドバンス・マテリアルズ、シリコーン事業を日本で展開しておりましたGE東芝シリコーンもこの事業譲渡に伴い、2007年1月15日よりモメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社と社名を変更いたしました。


2006年9月14日 東芝

関連会社株式売却のお知らせ

 当社は、当社関連会社であるジーイー東芝シリコーン株式会社他6社の株式を下記のとおり売却することにつきGeneral Electric Company(以下、GEといいます。)と合意いたしましたので、お知らせいたします。

1.株式売却の概要

(1) 売却対象株式
(1) ジーイー東芝シリコーン株式会社株式
(2) GETOS Singapore Pte. Ltd.株式
(3) GE Toshiba Silicones Asia Pacific Pte. Ltd.株式
(4) GE Toshiba Silicones (Nantong) Co., Ltd.株式
(5) GE Toshiba Silicones Hong Kong Co., Ltd.株式
(6) GE Toshiba Silicones Shanghai Co., Ltd.株式
(7) GE Toshiba Silicones Thailand Ltd.株式
   
(2) 売却先
 GESM Canada Japan Holdings 任意組合、GE Pacific Pte. Ltd等のGEグループ。ただし、GEグループは、その所有する上記(1)の株式をプライベートエクイティファンドであるApollo Management LPに売却する予定です。
   
(3) 譲渡価格、売却益(連結、見込み)
譲渡価格 約570億円
売却益(税前利益) 約380億円
   
(4) 日程等
  本件売却は2006年中に完了することを見込んでいます。なお、売却は関係金融機関等の同意を得ること及びGEとApollo Management LP間の譲渡が成立することが条件となります。

2.株式売却の理由

 当社は1953年にシリコーン事業を開始し、1971年からGEグループとの合弁会社でシリコーン事業を営んできましたが、現在ではシリコーン事業は当社グループの他の事業との関連性が低い状況となっています。このような状況を踏まえ、シリコーン事業の全部をApollo Management LPに売却するというGEの提案に同意し、当社グループが保有するシリコーン事業を営む上記7社の株式すべてを売却することとしたものです。

3.今後の見通し

 現時点において当社及び当社グループの2007年3月期通期の業績予想は変更いたしませんが、今後適宜予想の見直しを行い、必要に応じて速やかに公表いたします。

 


2006/9/14 Bayer

Bayer divests holding in GE Bayer Silicones
 49.9 percent interest sold to majority stockholder General Electric / Proceeds of EUR 475 million

Bayer is selling its 49.9 percent interest in the joint venture GE Bayer Silicones to its partner General Electric. The transfer of the interest, which for Bayer represents a financial investment, is occasioned by the sale of the GE Advanced Materials business unit to New York-based Apollo Management, L.P. The proceeds of the sale of Bayer's interest total EUR 475 million. The transaction will improve Bayer's non-operating result by around EUR 250 million. Closing is expected at the end of the year.

GE and Bayer formed the joint venture GE Bayer Silicones in 1998 to consolidate their silicone businesses and thereby strengthen their competitive position. The company employs 650 people in Germany, most of them at the Leverkusen headquarters.


2007/02/02 カネカ  

変成シリコーンポリマー  米国に新工場建設を決定、日米欧3拠点体制が確立
―設備投資額、約40億円。総能力、年産40,000トンへ―


◎株式会社カネカ(本社:大阪市。社長:大西正躬)は、
変成シリコーンポリマー(シリル末端ポリエーテル樹脂、商品名:「カネカMSポリマー(R)」)の旺盛な需要に応えるため、米国子会社であるカネカテキサス(株)の敷地内に新たに工場を建設する。能力は年産10,000トン、稼働は2009(平成21)年春の予定で、設備投資額は約40億円となる。
 すでに当社は
高砂工業所に15,000トン、欧州子会社であるカネカベルギー(株)に15,000トンの能力を有しており、米国での新設によって合計年産40,000トンの供給体制が確立する。

◎「カネカMSポリマー(R)」は、当社が1978(昭和53)年に独自技術で世界に先駆けて開発した液状樹脂であり、副原料と混合することにより
常温硬化のゴム弾性を有する建築用シーリング材になる。
 


2016.10.27 信越化学 

信越化学、シリコーン事業を拡大
〜直近2年間の累計投資額は約500億円に〜

信越化学工業は、主力事業の一つであるシリコーン事業で国内に工場を新設するとともに、シリコーンゴムの成形および加工のテクニカルサービスを行うテクニカルセンターを拡張し、事業の拡大を図る。 

シリコーンは、電気、電子、自動車、建築、化粧品やトイレタリー製品など、幅広い用途で使われている高い機能を持つ樹脂。信越化学は、顧客の多岐にわたる要望に応える製品を開発し供給することでシリコーン事業を拡大させてきた。その結果、国内では50%を超えるシェアを有する事業に成長を遂げた。また、海外でもアジア、アメリカ、欧州に生産拠点を設け、事業の拡大に取り組んでいる。 

今回信越化学が新たに建設するのは、少量多品種生産に対応した機能性シランの工場。投資金額は23億円で、2018年3月までに直江津工場(新潟県)の敷地内に建設する。信越化学は、自動車、電気・電子材料などに使用される樹脂改質用シランや、接着力の更なる強化を実現するシランカップリング剤など、高特性および高機能を有する製品群を多数有しており、新工場はこれらの製品の需要増に対応する。

 また、信越化学は2001年に開設したシリコーンゴムの成形および加工のテクニカルセンター(埼玉県東松山市)を拡張し、テクニカルサービスを充実させる。シリコーンゴムを材料とする成形は、LIMS(Liquid Injection Molding System=液状シリコーンゴム射出成形システム)が用いられる機会が増えており、今後も普及が見込まれている。また、その用途も電気・電子、自動車、事務機、ヘルスケアなど多岐にわたり、更に広がりを見せている。これを受け、テクニカルセンターでは成形機を増やすなど、顧客への説明や実演を充実させ、拡販に結びつけていく。新たなテクニカルセンターは、2017年7月までに完成する予定。

信越化学は、シリコーン事業で昨年よりタイと日本国内に合わせて400億円を投じ生産能力を増強しており、タイでは50億円で新たに事業用地を取得した。今回の投資によりシリコーン事業全体でのこの2年間の累計投資額は500億円近くにも達する。
また、群馬県にあるシリコーン電子材料技術研究所の新研究棟が今春より稼働を開始し、アメリカではニュージャージー州にテクニカルセンターを開設するなど、信越化学は国内と海外、製造と研究の両面で事業の拡大に向けた取り組みを進めている。

現在、シリコーン市場では、欧米企業が世界シェアの首位から3位までを占める。信越化学は研究、製造、営業が一体となり、これらの取り組みを進めることでシリコーン事業を更に拡大し、売り上げ規模で先行する欧米企業との差を一挙に縮めていく。

 


2018/9               参考 2018/9 韓国のKCCほか、シリコーン事業のMomentive Performance Materialsを買収

信越化学、シリコーン事業に1,100億円を設備投資

国内外のシリコーンモノマーから最終製品までの生産能力を拡充

信越化学工業は、主力事業の一つであるシリコーン事業で1,100億円近くの設備投資を実施する。シリコーンの中間製品のモノマーとオイル系・樹脂系・ゴム系の様々な最終製品の生産能力を、国内外の主要な拠点で増強する。世界の多くのお客様から、多種多様な要望を受けており、これに応えていくために一連の投資を行う。これらの投資により、一貫生産体制を更に強化するとともに、お客様の課題解決に貢献できる力を高める。

今回の設備投資は約2年半にわたり段階的に実施し、モノマーの増強と最終製品の増強を並行して進めていく。投資の内訳は、モノマーなど中間製品の生産能力の増強に約500億円最終製品の生産能力の増強に約500億円、その他インフラや出荷など付帯設備の増強に約100億円を見込む。モノマーは日本とタイの既存の拠点、最終製品群は日本に加え海外にある6か国の既存の拠点での能力を増強する。

お客様の要望や需要見込みに鑑み、シリコーン製品の需要は世界のGDPの平均的な伸びを上回る伸長が見込まれる。このように堅実な伸びが期待されるシリコーン製品の需要を幅広く捉え、かつ柔軟に対応していく。シリコーンは、信越化学にとって過去から現在に至るまで戦略的に重要な事業であり、これからもその存在価値を高めていく。今回の生産能力の強化により、顧客とともに成長し、主要シリコーンメーカーとしての地位を強化していく。

タイ Asia Silicones Monomer Ltd.
立地:Map Ta Phut
能力:
70千トン(シロキサンベース)→ 105千トン
株主:

信越化学 50% 50% 100%
General Electric 25.5% 50% 0% 
東芝   24.5% 0%  0% 

 2013年5月17日、GE保有の株式を全量買い取り、信越化学の完全子会社とした。取得価額は約150億円。